この記事は アニメ グランクレスト戦記第13話「故郷へ」のネタバレが含まれております、未視聴の方はご注意ください
第13話にして、なんだか今まで本当に「序章」だったんだなぁ、というかテオが本当に主人公し始めるまでに話数の半分必要だったんだなぁ、
というくらいテオが主人公してました
シルーカの見る目は正しかった
第13話「故郷へ」
面白かった!…とは素直に言い難い、辛い展開でしたが、システィナでのテオの過去が描かれました
故郷システィナへ小舟で渡ったテオ達
シルーカ「ここからです」
テオ「そうだね」
さて、この「テオ達」が誰を指すのかというと…
アーヴィン、エマ・ルナ、アイシェラ、そしてプリシラも来てくれました
本当に「少数精鋭」ってくらいの戦力で渡ってきたんですね
この辺りはシルーカが「島民の心を動かし、決起してもらうことが重要」と語ります
大軍率いて「オラァ!降伏せいや!」じゃ、テオが「アルトゥーク条約」の盟主に相応しいと証明できない、というわけですね
OPテーマ曲も変わりました!
今のところは前の歌の「ものがったりはうっごきいだーす!」の方が、躍動感があって好きだったかなぁ
シルーカ「むしろロッシーニを利用して『英雄テオ・コルネーロ』の帰還をシスティナ全土に広めてもらいます」
前から常々思ってたんですけど、「魔法師」って職業は魔法使って君主をサポートするのが仕事じゃなくて、戦略的や政治的にどうすればいいかを助言するのが仕事なんですね
そして、エーラムの街ではそのために高い教養を持った人間を育てている、と
それなら「軍師」や「参謀」って呼称した方がアニメの話が分かりやすいと思うのですが
そしてやってきた、おそらくシスティナの首都的な街「ラクシア」
ひょっとして最初に剣3本あって、その剣が作ったりしてませんか?
サルヴァドル「お前は本当に美しい」
ヤーナ「そぉーお?」
なんか懐かしく感じる人が再登場しました
エマとルナの母親を攫い、テオとシルーカにとっちめられた黒魔女のヤーナですね
「魔女」は果たして人間なのか、それとも「吸血鬼」のように混沌側の存在なのか、そのあたりの設定ももう少し説明してほしいところです
赤ワインのグラスにテオ達が映っているのが、鉢合わせの状況を端的にしていて面白い
テオ「俺は、テオ・コルネーロ」
厄介ごとを避けるとか、忍ぶとかそういうことをやってるといつまでたっても世界を変える主導力にはなれない、テオもそんな風に思ったのでしょう
出合い頭に宣戦布告します
テオ「ロッシーニ、俺は、お前たちを滅ぼし、この島の人々を解放してみせる!」
もうこの「倒す」でも「勝つ」でもなく、「滅ぼす」って宣言するあたりが、いわゆる「正義の味方」を気取ってない感じがしますね
群雄割拠の世界の、私が好きなタイプの主人公になってきました
しかし、ロッシーニ家も暴力だけでシスティナを支配しているわけではないらしく、
サルヴァドル「この島は未来永劫我らのものだ、ロッシーニの名において命じる、血の忠誠を果たせ!」
周りで食事してた一般市民の頭が突如光り、洗脳されているかのようにテオ達に襲い掛かります
「オメルタのフラッグ」とかいう聖印?の能力のようです
彼らは「搾取」する権利を得る代わりに、ロッシーニ家が命じると自分の意思と関係なく、奴隷、いえ人形の様に操られてしまう
そして、一般的な島民はロッシーニ家を直接憎まず、搾取して贅沢するこいつらを憎む
まるで「支配者の教科書」のような支配です、素直に感心しました
世の経営者の皆さんもこのやり方、応用が利くんじゃないでしょうか?
いえむしろ現実でのやり方をファンタジー世界に落とし込んでるのかも知れませんね
敵を褒めてても仕方ありません
安直にぶちのめそうとするアイシェラ、閃光でひるませ相手にケガさせず逃げる隙を作るシルーカ
それぞれの性格が出る脱出劇が終わり、
エマ「置いていくなんてひどい!」
ルナ「見つけるの大変だった!」
殺伐展開の中の清涼剤、ほっぺを膨らませる美少女人狼姉妹
ちなみに私にはこの子たちのどっちがエマで、どっちがルナか見分けがついてません
リボンの色で見分ければいいのでしょうが、一旦は先に言った方を「エマ」、後に言った方を「ルナ」としておきます
見分けがつくようになったら後で記事修正でも何でもしておきます
黒魔女ヤーナとの再会について
テオ「訳アリの奴らがこの島に逃げてきて、奴らの客人になる、よくあることだよ」
こわいわーシスティナ怖いわー
脛に瑕がある連中に恩を売りうまく囲うから、直属の戦力も充実しているのでしょうね
うーん、ロッシーニ家のマネジメントがますます優秀に思えてきました
アーヴィン「あの折は失態を」
アレクシスと話し、テオが友人と認められた夜、暗殺者が差し向けられました。7話くらいの話でしたかね?
あのときにアーヴィンが言っていた「手練れのシャドウ」も今この島にいるようです。多分そいつも大陸に居られないような後ろ暗い過去があって、ロッシーニ家しか行き場がなくなったような奴なのでしょう
ところで「邪紋使い」は闇属性っぽい君主って認識でOK?
説明回やってもやっぱりまだ専門用語多すぎです、このアニメ
ロッシーニ「細心の注意を払いつつ、大胆に行動する。それがロッシーニのやり方だ」
悪人ではあっても、無能ではなさそうなロッシーニ家現当主ぺデリコ
厄介な敵ですね
利己主義合理主義を突き詰めているからこそ、傍目には他人に配慮しているように見える、なんかリアルな悪役です
ボルツ「200ですか、手勢が少ないのではありませんか?」
そのぺデリコの息子、サルヴァドルがテオ達を殺すためだけに集めた「手勢」
ビビり過ぎでしょあんた
そして、この数を「少ない」と評している、「アーヴィンが手こずった」と話題に出ていたシャドウのボルツ
どんだけ主人を雑魚だと思っていればこれだけ引き連れて「少ない」とか言えるのか。割といい性格しているようです
なんか勝手に宿敵認定されたアーヴィンとボルツ
彼らの再戦にも期待です
そして、テオ一行は「故郷へ」のタイトルの通り、テオの産まれた村を目指すことに
シルーカ「テオ様の故郷ならもしかしたら歓迎してもらえるかも」
ちょっと言いよどんでいるあたりとこの表情が、シルーカもテオが故郷にいい思い出がないことを察してるのかな、と
多分ですが、シルーカはそこまで故郷に嫌な思い出もないか、そもそも思い出がないか、どちらかなのでしょう(アウベストの養女になってる時点で、それなりに複雑な家庭環境なのでしょうけど)
そんな自分がずけずけと故郷にいい思い出がない人の心に踏み入ると相手を傷つける、賢い彼女はそういうのが解ってそうです
私は、賢くない人に何度も何度も傷つけられました
だから「あなたはどこで生まれたか?」という質問へのテンプレ回答を頭の中でいつも用意しています。日本語と英語で
さておき、何かを振り切るような顔で、
テオ「俺が生まれた村を、君にも知ってもらいたいから」
うーん、かっこいい
大切な人相手に、隠し事は無し トラウマも暗い過去も晒す
こういう強さが欲しい
「自分語りうざい」と思われようが、こうやってアニメを観て「人生悲観して、凹んでばかりいてもいけないな」って思わせてもらうのが私の生き方なんです
テオ「さようなら、レベッカ」
その、テオのトラウマの塊のような幼馴染、レベッカ
レベッカと言われると、
♪どこで壊れたの Oh フレンズ
二度と 戻れない Oh フレンズ 他人よりも 遠く見えて
どうしてもこの歌が出てきます
久しぶりに聴いてみたら部分的に展開と歌詞がマッチしていました
歌謡曲「フレンズ」とは違い、どうも恋人同士ではなかったようですね
シルーカが心配するようなことにはならなかったようです
ロッシーニの搾取から少しでも逃れるべく、食糧を備蓄していたテオの父
そしてそんな父は村民の密告により処刑され、税はさらに重くされた…
普通もうこれで人間不信確定です、並の精神なら心が折れます
シルーカと出会ったときテオは「システィナを救いたい」と言ってましたけど、それは思わず漏れ出た本音であって、普段は「二度と帰るもんかあんな場所」と思ってたのかもしれません
でもそんな過去を「それはもういい」と言い切り、村人に決起を呼びかけるテオ
テオ「あなたたちも本当の願いが何か考えてみればいい!」
強い・・・強いですテオ
私がテオの立場なら、聖印を持ち力を手に入れた今、「こんな村、この手で滅ぼしてやる」って思ってたかもしれません
そんな領主なら、あの3000の兵が付いても来ず、シルーカとのキスを領民皆で祝福するようなことにもならなかったのでしょうが
テオ「俺の話はこれだけだ」
「行こう」
鍵括弧を別にしたくなるくらい、村人に対する言葉と、仲間に対する言葉の温かさが違いました
シルーカもテオがここまでの過去を持っていたとは思わなかったらしく、戦略のためとはいえ恋人の心を抉ってしまったことを悔いているような表情です
そんな村で、まるで唯一のテオの味方でいてくれたかのようなレベッカ
現実は真逆でした
密告はレベッカによるもの、前回のラストのシーンはテオの父親をロッシーニに売った場面だったようです
しかも、今現在も村のためとはいえ「父親の墓参り」と偽ってテオをロッシーニに売り渡そうとしてました
そろそろ「宇宙世紀三大悪女」とか「スクウェア三大悪女」とかそういうのに比肩しそうなほどの仕打ちを主人公にしてます
「神よ、なんであんたテオにここまでするの…?」って思うくらいえげつない展開
それを知ってもロッシーニから逃げずに父の墓に向かうテオ
さしものレベッカもテオを救うために村に走ります
シルーカ「もしテオ様を救おうと思うなら、武器を取り、立ち上がってください!」
シルーカの必死の説得
しかし、手ごたえは薄いです。ロッシーニ家は島民のそういう反骨心をすでに折っているのです
テオの父の墓にて
大勢のサルヴァドルの兵に囲まれ、ピンチのテオをまずはアーヴィンが救いました
やいばのブーメラン!
やいばのブーメランじゃないか!
村民「うおおおおおおおおっ!!」
村民立ち上がってくれました!
レベッカの「テオの父の悲劇を繰り返したくない」という必死の懇願に、調理器具や農具を武器に駆けつけてくれました
もう本当なら涙なしで観られない場面なんですが、皆の武装が面白すぎて、逆に勝ちフラグに見えました
シルーカ「テオ様! みなさんが立ち上がってくれました!!」
感動的なシーンも、どうしてもおたまを手にしているレベッカの方に目が行きます
おそらくですが、どの村でも秀吉の刀狩りのように武器になるようなものは取り上げられていてこんな最低限の物しかなかったのでしょう
しかも、彼らはライフコッドの民ではありません
ずしおうまるとカマやクワで戦えるような常人離れした連中がぞろぞろいる村ではないのです
ですが、このアニメは「グランクレスト戦記」
テオ「みんな、ありがとう」
万感の想いで掲げられる、テオの青く輝く聖印
光の糸が彼の「旗」を編んでいきます
皆の胸に灯る聖印
これこそが聖印の使い方
力なき民に生きる力を与える、「君主」の力
サルヴァドルの聖印も兵たちに力を与えますが、
テオの聖印のように胸ではなく、頭に赤く灯ります
これが、心を繋いでいるか、損得勘定で支配しているだけなのか、の差だという風に受け止めました
シルーカ「盛り上がれ!」
盛り上がってます!
盛り上がってますよシルーカさん!
アイシェラ「みんな、丸太は…」
いや、あんさんしかそんなもん持てませんから
テオも駄洒落ではなく、手斧を持ちサルヴァドルと戦います
武器が手斧なのは置いといて、せめて剣の一本くらいは持っていた方がよかったのでは
それでもサルヴァドルの剣をへし折り奮戦するテオ
しかし、200人も連れてこられたサルヴァドルの「手勢」
いくら聖印の力があっても、村民だけでは抑えきれず一騎打ちに割り込まれます
ここでレベッカが組みつきを宣言! 成功!
クトゥルフ神話TRPG知ってる人向けのネタですが、組みつきは本当に一般市民にもできる必死の抵抗なのです
そんな抵抗も長く続くわけもなく
サルヴァドルの凶刃がレベッカを刺し、払いのけられます
テオ「サルヴァドル・ロッシーニィィィィィ!!」
獣性をむき出しにして咆哮するテオ
覚えてる限り、テオがここまで怒りを露わにするのは初めて観ます
手斧の一撃が背中に決まり、サルヴァドルは絶命
ここで刺されたレベッカに駆け寄るより、敵に猪突できたテオに、11話でヴィラールに感じた「男」を観た気がします
レベッカ「テオ…ごめん、ね」
ありがと、だいすき、さよなら…きっといろんなことを言いたかったであろうレベッカ
口から出た最期の言葉は謝罪でした
死を美化するのは嫌いだ、と言う人はたくさんいますけど、私はあのままずっと生き続けているより、最後にテオにずっと言いたかったことを言えてレベッカはきっと幸せだったのではないかと思います
シルーカ「この戦いで、サルヴァドル・ロッシーニを取り逃がすことは、負けに等しいところでした」
まるで、あえてそう言っているかのように、客観的な結果論だけを述べるシルーカ
慰めも賛辞も、弔いも、かける言葉さえ見つからず、結局感情を殺した台詞だけが出てきた
そんな感じでした
やっと踏み出した一歩なのに、それは日が沈むように何かの終わりとともに始まった
そんなところで第13話「故郷へ」終わりました
正直、泣けばいいのか、笑えばいいのか
ヴィラールの第11話みたいに、後で読み返してどんなに恥ずかしい文になってもいいからシリアスに感想を書くべきだったのか
もう、書いてみても分からない回でした
そして、EDテーマも変わりました
最近のアニメはOPテーマとEDテーマ同時に変えるものが多い気がします
前に進む登場人物たちの背中を映していくED
せっかく変わったので、私の好みで代表としてこの方々を載せます
13話、話としては面白かったけど、笑うには苦すぎて、というか、笑える場面も多々あったんですが…とにかく
次回 第14話「システィナの解放者」
私的にはロッシーニが思ったよりずっといい悪役で、テオ一人だけの因縁でもなくなってきたので、もっと長く戦ってほしいのですがシスティナ編は14話まででしょうかね?
第9話の「アレ」のせいでリンク貼られたエロサイトからブログにアクセス殺到されたり(最近やっと減ってきました)、初めて感想記事書いたアニメだったり、個人的に色んなことがあったアニメなんですが…
「グランクレスト戦記」、私の嗜好と完全にマッチしてきました
Ci vediamo!










































