この記事はアニメ サンリオ男子最終話「ともだちの魔法」のネタバレが含まれております、未視聴の方はご注意ください

 

アニメ、「サンリオ男子」最終回を迎えました!

本当に最後の最後までどうなるか読めないアニメで、楽しませて頂きました

 

同時に、12話で終わってしまう寂しさも感じております

 

最終回感想に行く前に前の回について少し

11話の康太について、私は前の感想記事で何度も「気持ちが分からない」と書きましたが、自分でもネット上の感想を見てみたりしたら、割と「気持ち分かる」って人がいましたねー

 

どうやら何も人に誇れる特技がない、ってところに共感した人が多かったようです

その辺も最終回のキーになってますね

 

個人的に、最終回のサムネはこれしかないのではないかと

皆がみんなハートを抱えているサンリオキャラ達

 

最終回は11話「IN THA DARK」の直後から始まります

タイトルは「ともだちの魔法」

本当にこの言葉をおいて他にタイトルがないってくらい、このタイトルだと思います

 

「自分たちといるのが辛いなら、もう5人でいるのはやめよう」

選択を迫られる康太

ここで、康太抜きの4人で居続ける、って選択がないのが彼ららしいと思いました

 

俊介「俺に『踏み込んできていい』って言ったやつが勝手に独りになるなよ」

それ私もすごく思いました

 

俊介、諒、誠一郎の3人が自分が康太に救われたときのことを思い返します

そうなんですよねー、康太がいなきゃ5人で「サンリオ男子」になることもなかったんです

 

しかし、まだうじうじする康太にぶつかるのはやはり祐

 

祐「そりゃそうだよな、お前がキラキラできないから俺らと一緒に居たくないなんて…」

「結局そんなのはわがままで甘えん坊な子供の泣き言と何も変わらねえよ!」

 

もうぶつけ合うしかないんです

ぶつけられなくなったらもう友達じゃありません

妹のことを持ち出され、自分が康太の辛さに気付けなかったことを怒りと共に謝罪し、お前は自分たちといて楽しくなかったのかと叫ぶ祐

 

女子力カンスト男子、祐のやたらめったら男らしい説得

 

もし、ここで殴り合って(多分俊介も止めないでしょう)男の友情を深めて済むくらいのコンプレックスなら、康太は持ち前の明るさで乗り越えたでしょう

「皆といて、こんなに楽しい学校生活は初めてだった」という気持ちを吐露した康太

 

「俺たち」ではなく、一人一人が「俺を選んでくれ」というサンリオ男子たち

祐のように掴みかからなくても、なんで俺らがキラキラしてるように見えたの、って叫びたくなったであろう3人

 

祐「勝手で何が悪い、お前の気持ちなんて知るかよ!」

受け止めようによっては最低の、祐の物言いに逡巡する康太

 

祐「俺が、俺たちがお前と一緒に居たいんだよ!」

 

自分が、キラキラしたい」とお祖母ちゃんに伝えた想い出には続きがありました

「本当に、それは康ちゃんの願いなの?」

お祖母ちゃんにもプリンにも嘘は吐いてない、けど、自分に嘘を吐いていないかと、康太の心の奥に刺さった棘の正体を見抜いていたお祖母ちゃん

 

「俺は最初からみんなと、キラキラしたかった」

祐の言葉に幼い頃の本当の願いを思い出した康太

やっと光が差した心に、ここでまた彼のコンプレックスが疼き始めます

 

康太「だけど俺、皆に何もしてあげられない…」

自分には取り柄がないから、運動ができたり、料理ができたり、人を惹きつける容姿をしていたり、まとめ役になったり、そういう突出したものがない自分が皆と一緒に居ていいのか

“取り柄ひとつなきゃ、友達も作っちゃいかんのか?”

これが11話で康太に私が言ってやりたかったことだったんだって納得しました

 

そして、ここから「サンリオ」男子、というアニメの真骨頂です

 

祐「一緒にいてくれりゃ、それでいい」

 

“♪いっしょにいるだけで しあわせになれる それがともだちの魔法”

せっかくなので、私の好きなキティちゃんがいっぱい映った画面にしました

 

そう、答えは既にあのミュージカルで歌われていました

 

気が付けば繋がれていた5人の手

何度も何度も差し出していた祐の手

「なんで素直に握り返してくれないんだ」ってずっと思ってたでしょうね

 

こうやって、人と人が自然に手を繋げるようにできることが康太の取り柄

なるほど…こんな「取り柄」に自分で気付け、って方が難しいです

 

ポムポムプリンのミラーキーホルダーも、無事に戻りました

「サンリオ男子」はもう大丈夫です

 

大丈夫です…が、きっちりミュージカルはやり遂げねばなりません

後は演じるだけ、まで来ていたはずなんです

 

長かった夜が明け、日が差した後に、もう一人の「サンリオ男子」

菅見直樹先生、でしたっけ

幼い頃「けろけろけろっぴ」が好きだったが、自分からはそのことを言い出せずにいた… 誰にですか? 彼女? 生徒?

普通に言っちゃっていいと思いますよ

 

彼も生徒の長谷川がなにかすっきりしたのを読み取ったようです

 

そういえばクライマックスに流す音楽はどうなったのかというと、権利の関係からか、HPから消されてそのままになってました

 

マッチ「話は聞かせてもらった! 人類は滅亡する

実にわかりやすいパロディでしたね

 

マッチと遊んでる暇はない、と康太

その台詞に康太が元に戻ったことを確信したのか逆に安心します

軽音部で音楽を作ってくれていたようです、何気に凄いですね

 

11話で祐が頼んでいた相手は町田だったんだよ!!

な、なんだってーー!!

これは本当に分かりませんでした

「アレ」っていうのも康太への誕生日プレゼントとかと思ってました(康太は4月15日生まれなので、この推測は完全に的を外れてました)

 

迎えた文化祭当日

 

由梨ちゃんも見に来てくれました

私は「サンリオ男子」というアニメは男女をくっつけにくいからか、「家族愛」を一つのテーマにしていると思っています

祐の親は結局帰ってきませんでしたね。家族にまったく触れられてないのは俊介だけでしょうか?

 

文化祭を楽しんだ5人

 

祐「シュシュ風に言えば『キティフル』ってやつ?」

俊介「これだからお前はダメなんだ。『キティフル』をまるで分かっちゃいねえ」

はい、私もたった今、まるで分からなくなりました。ダメですね

 

屋上では色んなイベントが起きます

 

「イギリスには行かない」と自分の意思を父に伝える諒

どっちでもありだと思ったんですが、康太の一件が諒の気持ちを固めたのかな、と私的に勝手に思っております

 

昴「ってーな」

ある程度予備知識がないと「誰このイケメン」ってなるキャラ

「バッドばつ丸」が好きだという、雨ヶ谷昴ですね

何人が攻略すると、攻略可能になるキャラ、ってそういうゲームじゃ…そういうゲームなんですっけ? 実はゲームの方はよく知りません

 

ついにミュージカルが始まりました、見所たくさんです

国も生まれも違う若者たちが「サンリーオ士官学校」で出会ったところから話は始まります

 

康太のお母さん、想い出のプリンを連れて観に来てくれてます

いい親ですね…

 

ユーシス「大国に滅ぼされた祖国マイメロル! その復讐のためだけに生きてきた! お前たちと出会わなければ復讐者のままでいられたものを」

友と過ごすうちに「失いたくないもの」ができてしまったのでしょうか

 

シューン「これはキティフル族の問題で、お前らには何の関係もない、それでも助けてくれるか」

ヒゲがシリアスに似合わず可愛すぎる、そして間抜けすぎる

だが、それがいい

それにしてもキティフル族ってなんなんだ…

 

リヨン「認めるよ、僕は弱い。けど皆が見ていてくれるなら…僕は!」

えっと、リヨンには最高の見せ場があったので…

 

「大丈夫ですよ、セイが望まぬ縁談なんて僕たちがぶち壊します」

ここ、「キャーッ」って女の歓声の後に、男の「オーッ」って嬌声が混じってました

強くなった、本当に強くなったよ諒くん…

 

セイ「お前、まさか、リヨンか!?」

仮面を外すセイ王子

仮面は周りの望む自分を演じていたという演出でしょうか

 

一人づつ、現実の自分と役を重ねながら、サンリオ仲間と出会って成長した自分を実感していきます

 

そして、どういう経緯があったのかは描かれませんでしたが、ユーシスとシューンが切り結ぶ間に入って康太扮するコーラルは命を落とします

もう一回書きます、命を落とします

 

あの日から始まったのは「俺」が「俺たち」になるストーリー…

 

本来はここで、「また、みんなといっしょに…」とコーラルがいまわの際に呟いてカーテンが締まり、ミュージカルはおしまいだったのでしょう

第1話から分かっていた展開です

 

しかし、ここから祐たちの康太へ「逆襲」開始です

たしかに「こいつぅ、心配かけやがって」「アハハハ」で済ませていいほど、11話の話の掻き乱し様は軽くなかったです、存分にやりましょう

 

ユーシス、いえ祐「ねーえ! 本当にこんなラストでいいの!?」

視聴者参加型アニメ、「サンリオ男子」

「今週の私たち」への言葉が入りました、私はそう受け止めました

 

天使「その願い」「叶えて進ぜよう」

そうそう、新しい友達を作るってことは決して前までの友達を捨てるってことじゃないんです

 

これまで、強引なハッピーエンドはいくつも見てきましたが、ここまで「この強引さがいい」と思ったハッピーエンドもそうそうないです

 

この無理矢理ぶり、悪くない

 

悪くな…

やたらと暑苦しい天使がいっぱい出てきました

 

奇跡を起こすのはミラクルハートロッド!

観客から「かわいー」って言われてます

確かにかわいいですね

 

Aパートのシリアスから、ここまではっちゃけてくれるともういっそ清々しい

 

なるほど、第1話の冒頭で康太が自分の役を「刺されて死んだ」って言ってたのは、劇の途中で振り返ってるモノローグなので、こうなることを知らなかったからなんですね

 

そして皆の心の力で蘇る「友情深き少年」

本当に、蘇りました

サンリオ男子、これにて最終回です

 

いやあ、色々油断してたなぁこのアニメ

第1話からなんとなく傑作の予感はしてたんですけど、いい意味でカオスで、泣けました

そして康太、君は間違いなく主人公だ

君がいなきゃ始まらなかった

 

来週から少し寂しくなりますね

こういう、原作がなくて、展開を誰も知らないアニメで、内容がいいアニメってなかなか出会えないものですから

 

名残は尽きませんが…

 

Cuídate mucho!