今回はアニメ感想じゃなくて漫画の感想を
作品はコレ!!
田中芳樹先生の「銀河英雄伝説」の藤崎竜先生によるコミカライズ版
ヤングジャンプで連載中ですが、私はコミックスで追いかけてます
初めに言っておきますが、私は銀英伝に関しては完全に信者です
ストーリーも全部知ってますし、アニメも全話観ました
その上で、藤崎先生による独自アレンジも入ったコミカライズ版も大好きで、コミックスは発売日に買って読んでます
中途半端なところからの感想になりますけど、まあ、今日は読んだばかりの9巻の感想ということで
まず表紙
物憂げな、沈んだヤンの表情が悲壮な展開を如実に表していますね
裏表紙
絶賛かどうかはさておき、放映中の同作者の「覇穹 封神演義」が紹介されています。こちらの最新話感想はまた土曜にでも
あらすじ
イゼルローン要塞をヤンの奇策で奪った同盟軍は、ネットで有名な「高度な柔軟性を維持しつつ臨機応変に対処する」フォーク准将の迷作戦で、帝国領に攻め入ろうとしたところで8巻終了
9巻の冒頭では帝国でも一波乱あります
軍事のトップ2人が揃ってイゼルローンでの敗戦の責任を取って辞職。その後釜がラインハルトに回ってきたのです
普通なら喜んで飛びつくのですが、ラインハルトは断り、イゼルローンからの逃亡兵を罰しないように皇帝に直接進言します
「え? これ、ここで言うこと?」と思った私は考えが浅かった
自分やキルヒアイスにはできない汚れ役を平気でできるオーベルシュタインを、うまく引き込むための布石だったんですね
前からちょくちょく出ている皇帝フリードリヒ4世、フジリュー版はプルプルしててもうなんか小突かれただけでパタッと死にそう
この後どうなるかわかっててこんな感じにしてるんでしょうが、ここまで不健康な状態でも後継者のことを一切考えてないのが、この人なりの帝国への心情なのかなぁ、と
個人的銀英伝名台詞
ヤンが辿り着いていた境地に、じつはいち早く達していた皇帝
大企業が買収されてしまうときにも似た、「歴史ある組織」の脆さ儚さと、ジタバタ足掻くことの醜さをすでに悟っています
ラインハルトは同盟の「大攻勢(笑)」に備えますが、ここで早くも私的9巻最大の衝撃が登場
ワーレンンンンンンンン!?
ルッツやケンプはともかく、ワーレンがアニメと全然印象違うんですけど!
てか「ルッツと髪色以外で見分けつかない」って言われてたせいか原型留めないくらい顔のイメージが変わってしまいました
個人的にファーレンハイト以上の驚き・・・
そんな衝撃を受けつつ読み進め、同盟軍の様子は、
9巻で出番がかなり多いウランフ
と、毎回ほぼ必ず当たる、ヤンの嫌な予感
展開知ってて読むとヤンの予測ってもっともなんですが、現実でここまで悲観的な想像力たくましくするのってかなり難しいんだろうなぁ・・・
嫌な予感は的中し、帝国の作戦による「鳥取の飢え殺し」にも通じる残酷な事態に追い込まれていく同盟軍
帝国よりも各人の人間臭さが浮き彫りになる場面が多い同盟にあって、私が作中で最も「人間臭い」と思っている人、キャゼルヌ
そんな彼の祈りが怒りとともにヤンに送られます
言葉が届きはしなくても、きっとヤンにはキャゼルヌ先輩がこう思ってくれてることは伝わってたでしょう
普段主戦論を唱えながら、勝ち目がないと明らかな作戦には反対し、保身に努める、妖怪めいた先見の明の持ち主、トリューニヒト
この人、小説だと「爽やかなルックスと闊達な弁舌で人気を得てのし上がった」みたいに書かれてますが、フジリュー版はかなり不気味なおっさんになってますよね
藤崎先生の絵柄の持ち味を活かした、もっと美中年にしてあげてもよかったかもしれません
戦局もそうですが、ボロボロになっていく同盟そのものを示す一枚絵
フジリュー先生、フォークの顔やりすぎです
そして、相変わらずこういうデフォルメ絵のセンスありすぎです
「ERAI」に吹いてしまいました。同盟の公用語は英語のはずでは(笑)
さすがに同盟もヤンやビュコックが反撃に出始め、とうとうアムリッツァで決着をつける直前の、キルヒアイスの軍人としての不敵な笑み
私、本当は戦争が嫌いだと思うんですよね、この人
だけど、どんなに優しくても、いざ戦うときにはこういう酷薄な笑顔もできてしまうのがキルヒアイスってキャラなのかな?
って、印象に残ったので載っけてみました
ポプラン初登場
先生がキャラの顔の書き分けに苦労してるのは分かりました・・・もはや何も言うまい
9巻の裏主役、部下を巻き込むまいとしたウランフの壮絶な死に際と、相対したビッテンフェルトとの奇妙な友情
こういうシーン大好きです
締めに、銀英伝で「カッコイイジジイ」を挙げろ、と言われたら、”メルカッツ”と、9巻でも大活躍した”ビュコック”の2強だと思うんですが、私はあえてこの人を挙げます
フィッシャーさん、フジリュー絵でさらにかっけえ!!
好きな作品だけに感想もすごく長くなりました
お付き合いいただいた方がもし、いらっしゃれば、最大限の感謝を
銀英伝感想の締めの言語はドイツ語以外ありえないですね
Auf Wiedersehen!!














