※この記事はアニメ「グランクレスト戦記」8話のネタバレを含みます、未視聴の方はご注意ください
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「グランクレスト戦記」
1話は面白かったんですがだんだん登場人物と地名が増えすぎてこんがらがってたこのアニメ、私には8話にして全容が見えてきました
昔(といっても2000代前半位)は「アニメは3話までは切るな」と言われてたので、歳のせいか世界観の理解が遅くなってきてるのかも・・・
原作未読なので”クレスト”が「聖印」で、”グランクレスト”が「聖印が合わさりまくったすげえ聖印」って事も調べないと分かりませんでした
”グランクレスト”も同じ水野良先生原作の”ロードス”みたいに地名なんだと思って観てました
8話の一番のインパクトはやはりこの二人の関係でしょう
アレクシス様とマリーネ様
OPで背を向ける場面があったのでマリーネのアレクシスへの愛はとっくに冷めてるんだと思ってました
無事を聞いて微笑むシーンに安心
のっけから結婚式邪魔されて親父殺されて、メインキャラかなと思ったら、しばらくテオとシルーカ中心で進んでたので、なんか雲の上の人っぽくなってたこの二人
私はマリーネにはOPだけのイメージで「ブラッディ・マリー」って二つ名を勝手に脳内で付けてましたが、ようやく掘り下げてもらえました
ヴィラールも言ったとおり、ただの政略結婚じゃなかったようです
余談ですが、作者の水野先生は「ロードス島戦記」を執筆してらしたとき、普段女性と話す機会が少ないので、よりリアルな女性キャラを小説に出すために、夜のお店に行って女性に恋愛観を訊いたりしてたんだそうです
個人的には水野先生割とイケメンだと思うんですけどねー
そしてイケメンというよりは作中屈指の残念美人さん、男にしておくのが勿体ないくらい乙女なアレクシスのこの所業
この場面、加藤登紀子の「百万本のバラ」を連想したのは私だけでしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=kz_gwGjM18U
これは花じゃなくて赤い石を並べたようで、彼は使用人とか使わず一石ずつ自分で染めて一晩かけて自分一人で並べてそうです
どちらにしてもクライシェ家の警備はどうなってるんでしょう
結果的に、アレクシスからの口説き文句になった、「理想と現実」の話
似た話で、ソードワールドTRPGのリプレイ動画で「理想と現実は永遠に交わらない漸近線だけど、線で囲まれた部分の面積は無限になる可能性も持っている」って例えを見たことがあります
私などは理系なので大いに感心しましたが、「理想を追ってどうなる?」って訊かれたら、「子供たちは笑ってくれた」って言う方がよっぽど分かり易いですよね
難しい数学はさておき、アレクシスは「あの子達も最初はお金だけが目当てだった」と言い切ってしまうところがただ優しいだけの人じゃないのだな、と
最初は偶然や損得勘定から始まったかもしれなくても、「人間関係は少しづつ時間をかけて築いていくもの」という信念を持ってる人なので、なおさらマリーネと幸せになる未来が一瞬で崩れ去ったのがショックだったんでしょうね
二人の回想が終わって、会議の場面まで観て連合と同盟の状況が分かりやすくなりました
ようするにEUとか旧ソ連みたいに地続きの一枚岩じゃない各領地が利害関係でくっついて2大勢力になってるとか、
連合と同盟の国境(?)に近いせいでやたらテオの周りで戦争ばっかりやってたとか、ようやく分かってきました

こういう政治場面は第一印象ただの変態だったヴィラールが主人公っぽくなります
大河ドラマで「秀吉」や「巧妙が辻」を観てたときも、最初は織田信長を中心で考えた方が分かりやすかったのに似てるかも
かくして連合と同盟の和平交渉は決裂して、OPのマリーネがアレクシスに背を向ける場面はこの暗示だったんだなと分かりました
いやー、なかなか上手い
連合も同盟も、貴族たちは先祖を辿れば血縁というのも三国志みたいで面白い
テオはこの戦いに巻き込まれていくのでしょうが、地位が上がれば上がるほど立場的に故郷のシスティナを特別扱いできなくなって救いにくくなりそう
これからどうなるかが楽しみになりました
なお、私がこのアニメで一番好きなキャラはこの人、ラシックさん
Hasta mañana!


