意欲が湧かない。
『人は「感情」から老化する』という本を読んでいる。
人の脳は、言語能力や記憶力(海馬)よりも、
感情や意欲、判断を司る前頭葉の方が、環境の影響を強く受けるらしい。
強いストレスや単調な生活が続くと、
何も感じなくなったり、何かをしようという意欲が湧かなくなったりする。
要するに、心の反応が鈍くなる。
そして、それは見た目の老化にも繋がるという。
夫は、もうすぐ60歳になるというのに、よく「若い」と言われる。
私はそれを、事業をしているからだとか、新しいことに挑戦し続けているからだとか、
あるいは年下の私と結婚しているからだと思っていた。
でも、違った。
もっと若い女性と遊び、流行の場所に行き、好きなものを食べ、
刺激やドーパミン、承認を外で得ていた。
そういう環境にいたから、結果的に若く見えていたのだと思う。
その間、私はどうだったか。
お金の不安、子育て、責任、我慢、そして孤独。
そんなものの中で、ずっと生きてきた。
前頭葉の働きが鈍くなっていても、不思議ではない。
夫は楽しい50代を過ごしていたのなら、
私も自由に生きてもいいのではないかと思う。
今やらなければ、きっと後悔する。
夫は今、以前より私に向き合っているように見える。
けれど、私が本当に欲しかったものは、もう手に入らない。
それを夫から得ることは、たぶん難しい。
でも、このまま老いていくのは嫌だ。
これは夫が浮気始めた頃から感じてました。
だから私は、もう少し自由になろうと思う。
子どももあと数年で成人する。
これからの人生まで、誰かのためだけに使う必要はないと思う。
老け込まないためにも。
そして、後悔しないためにも。
これからは、少しわがままに生きていきたい。
