ヒナギクの優しさが雲雀に安心感を与える。

優しさは安心感を与えるから、優しい人のまわりには人があつまる。

ところが別荘の庭の中の花は偉そうにして気取っている。

これが人間で言えば虚勢である。

好かれようとして頑張るのだが、嫌われるタイプである。

道端のヒナギクと違って別荘の木の柵の中の庭で咲いている花はどうだろうか。

「お庭のなかには、えらそうにきどった花が、たくさん咲いていました。かおりのすくないものほど、つんとすましているのです。」(註;前掲書、50頁)

この香りの少ない花ほどつんとすましているというのが、人間で言えば虚栄心が強くて嫌われる性格である。