「あの人はどういう人間か」と言う時に最も大切になってくるのが、優しさである。

しかし優しさとは何かについて新聞雑誌などではあまり真剣な議論がされていない。

いつの新聞でも良いが、経済的に活気のあるバブル期の新聞を見てみたい。

中学二年生が両親と祖母を刺し殺した事件が載っている。

少年は早朝両親を包丁でめった切りにした。何を使うかに心が表れる。包丁を使ったと言うことは憎しみである。

例によって「『礼儀正しい子』と近所では評判」と書かれる。おきまりの記事である。 

「外目には家族とも仲が良く、父親ともキャッチボールをして遊んでいたこともしばしば。」。
「近所の主婦は『あんなに礼儀正しい子が、、。私が通りかかると『こんにちは』と声をかけてくれるような子だったのに」(註;いずれも1988/7/9毎日新聞)。

新聞社はどの新聞社もこのような書き方にしなければ記事ではないと思っているのだろうか。

記事は何十年も同じパターン。