新年度が始まり約1ヶ月。
世間では、早くも会社を辞めていく新入社員がいるそうですね。
『合わなければ、お互いの為に早く辞めた方がいい』という考えもわからなくもないですが・・・・・。
皆さんはどう思いますか?
最近、オーディションのポイントの話をレッス中の座学や、レッスン中の雑談の中で耳にすることがあります。
その中で、「映画やドラマ、舞台をどれくらい観てる?」という質問がよくされると。
ではそれはなぜでしょうか?
これはよく、秦先生や津枝先生が置き換えておっしゃってることです。
野球少年に将来の夢を聞いたら、「プロ野球選手」や「メジャーリーガー!」って答えが返ってきます。
野球に詳しくない私でも、数人のプロ野球選手やメジャーリーガーが浮かびます。
そこでその夢見る野球少年に「じゃあイチロー選手とダルビッシュ選手、どっちが好き?」って聞いたら
こう返ってきました。
『誰それ?』
えっ???
イチロー選手は最近でこそ出番は少ないですが、レジェンドです。
ダルビッシュ選手はメージャーリーグで開幕投手を務めるほどの選手です。
将来、野球選手を夢見る少年が、この2人を知らないのには驚きです。
これと同じ様に、オーディションでは、自分が頑張りたい世界のことをほとんど知らない人に出会います。
だからこそ、質問をするのです。
「映画やドラマ、舞台をどれくらい観てる?」
『あまり見てません』
『自分の好きな作品しか見ません』
これではどんなに素晴らしい言葉を並べても説得力がありません。
日本アカデミー賞の時期には作品賞にノミネートされた作品を、レッスンで聞いたりもします。
結果。。。。。。。。言えません。
これでは、どれだけ頑張っていても、周りを納得させることは出来ません。
好きか嫌いがあることは当たり前です。
でも、見てもいないのに『嫌い』『つまらない』などと言えますでしょうか?
観てからこそ、言える言葉だと思います。
色々な作品を見て知識を手にいれると、感性が伸びてくることだって当たり前にあります。
色々な作品に触れてみましょう!!
何か思いついたら、まず具体的な行動を!!