こんにちは、スタッフです


緑と赤の物を持っているだけで、クリスマスですね!クリスマス、楽しみですね!と言われます。

これが夏だったらこんなことにはならなかったでしょうに...



・・・一通り卑屈になったところで、、




さて、今週のワークショップでは



多くのクラスで、(台本は違いますが)
わかりやすい芝居に挑戦しました。
 
 
 
 
 
わかりやすい芝居とは
 
 
簡単
 
 
という意味ではありません。
 
 
 
やらなければならないことがはっきりとしている
 
ということです。
 
 
 
 
やらなければならないことがはっきりしてたら簡単そうですね。
 
 
1日にやることたくさんあるときに
 
ロボットが「今日はこれをまず先にやって、次にこの課題、最後にこれを18:00までに仕上げましょう」
 
 
と言ってくれたらどんなに楽です
 
 
 
違います。
 
 
 
わかっていても出来ない
 
こんな経験をしたことがあるのではないでしょうか
 
 
 
でも大体は、3、4回同じ芝居をやらせると、最後には出来たりします。
 
 
 
 
そう、出来るんです。
 
 
 
出来るのに、自ら出来ない所まで身体を引っ張っていたのです。
 
 
これ、もしもオーディションだったら一発勝負です。
 
 
3、4回目に出来ても意味がないのです。
 
 
 
そして一発目に力が発揮できない理由は様々ですが
 
 
多くが
 
 
 
自意識と準備不足
 
 
 
これに尽きます。
 
 
 
 
初心者クラスで芝居をしていた子が
 
少しレベルの高いクラスに混ざって同じ芝居をすると
 
初心者クラスとは段違いな芝居をしたりします。
 
 
なぜでしょう。
 
レベルの高いところに入ったからレベルが上がった、ということではありません。
 
 
 
「ああ、ここまでやっていいんだ」
 
 
 
と意識の壁を取っ払える
 
ことが多くの理由です。
 
 
 
 
そして無意識に自分を奮い立たせ、追い込んでいることによって、芝居がハネる。
 
 
 
考えてみてください。
 
 
 
明日から急に
 
 
菅田将暉さん、池松壮亮さん、染谷将太さん、森山未來さん、高良健吾さん
 
 
のクラスに配属されたら?
 
 
 
有村架純さん、二階堂ふみさん、満島ひかりさん、波瑠さん、黒木華さん
 
 
のクラスに配属されたら?
 
 
 
 
今までと同じ自分で芝居をしますか?
 
同じ精神状態で戦いますか?
 
 
 
きっと違うはずです。
 
何日も前から追い込んだり
役について調べたり
レッスンに行く電車でも色々考え
スタジオに入っても発声や身体を起こすことに必死になるはずです。
 
 
 
 
少し厳しい事を言うと、
 
第一線で活躍する俳優たちは、これを撮影という絶対に失敗できない場所で体験し続けています。
 
 
つまり毎日毎日自分を追い込み続けている俳優たちと同じ土俵で戦うために
 
 
今の自分でいいのか
 
 
今の自分の状態で勝てるのか?
 
 
 
 
一発の芝居で、誰かを魅了できないで
 
撮影で何を魅せることができるのか
 
 
 
 
 
 
 
 
そんなことが滲む時間でした。
 
 
 
たかがワークショップ
 
されどワークショップです。
 
 
 
 
 
 
では来週もがんばっていきましょう!