こんにちは、スタッフです。
梅雨入り・・紫陽花の季節ですね
ジメッとしたこんな時期だからこそ、先週お話しした「人のよいところを見つける」習慣を
さて、先週は俳優部としての役割をレッスンを通して再確認しました。
皆さんは台本をもらったときにまず一番何をしますか?
そして芝居をしたあと、一番に何を感じますか?
いろいろな答えがあると思いますが
大半は
「セリフを覚えることがまず大切」
「覚えたセリフをミスしてしまった」
ここが多いのです。
そうです、セリフは本当に大切です。
例えば
「そっか」
「うん、ごめん」
「・・・・いいよ、気にしてないから」
という短いシーンがあったとします。
「そうか」ではなく「そっか」である意味
「いいよ」の前に「・・・・」をつけた意味
たった三行でさえ、脚本家が何万パターンとある言葉から組み合わせたものなのです。
そのセリフを蔑ろにすることは、作品を蔑ろにしることに。。。。。。
・・ただ
・・・ただ!!
セリフを覚える際、ただ言葉を一字一句間違えずに言うことが一番大切なのでしょうか
先ほどの台本
「そうか」ではなく「そっか」である必要性
主人公の性格からなのか、諦めを表しているのか
セリフ前の「・・・」をするためには
何を埋めたら良いのでしょうか
諦め?悲しさ?呆れ?
では
これらのセリフが言えるようになるためには
どんな関係性である必要?
このセリフの前には何があった?
どんなに短いセリフだろうが、長いセリフのシーンだろうが同じです。
役者の仕事は
「脚本家(作品)がやりたいことの意図を理解して具現化すること」
です。
役者がもらう台本、スタッフたちも同じものをもらっています。
何ヶ月、何年もかけて作られた台本をもとに、スタッフが何ヶ月もかけて準備を行います。
この職業、わからないから取材や資料を集めよう
どんな美術、メイク、衣裳ならよりよいか
ロケーションは?ここがいいね、
じゃあ見に行こう、許可を取ろう
ロケやセリフ的に、カメラの割はどうしようか
その割なら照明はどれくらい作ろうか
俳優部が決まる前から
撮影が始まる前から長い時間をかけて
台本をもとにスタッフは動いています。
さらに撮影が始まっても、俳優部より早くから、遅くまで準備しています。
そして撮影が終わってからも編集が続きます。
作品に関わる人たちが共有するものが
台本 です。
ここにすべてが書かれているのです。
スタッフも、たった一行のセリフから照明やカメラ、美術、衣裳を想像し準備するのです。
某映画では、衣裳に3年かけたそう。
ボタン1つでも海外発注。全ては作品のためです。
そこで俳優が
「セリフ」を文字として覚えることに
気をとられること、自己表現の場として
作品に参加することがいかに自分勝手なことか。
1を1で返すのではなく、自分がやることで
1を10、100に膨らませる
作品の役に立つこと、よりよくすることを考えて芝居をしていますか?
そんなことを先週は見直すワークショップでした。
俳優でなく、俳優部という言葉の意味を理解して
作品のために汗をかけるように
また来週!
1を1で返すのではなく、自分がやることで
1を10、100に膨らませる
作品の役に立つこと、よりよくすることを考えて芝居をしていますか?
そんなことを先週は見直すワークショップでした。
俳優でなく、俳優部という言葉の意味を理解して
作品のために汗をかけるように
また来週!