皆さん、こんにちは。
DDーWORKSHOPスタッフの水木です。
今までは芸能界を目指す人みなさんに知っておいて欲しい心構えや
考え方を中心に書いてきました。
今回は具体的にどういう入り口があるかを紹介します。
○ オーディション
まず代表的なものとして、皆さんがご存じのオーディションがあります。
そしてオーディションは大きく分けて二通りあります。
プロダクションにはいるためのオーディションと
作品に出るためのオーディションです。
プロダクションは芸能プロダクションとモデルエージェンシーに分かれますが、
最近ではその垣根はほとんどなく、
会社の形態に違いはありますが、ちょっと難しいのでここでは省略します。
プロダクションに入るためには、前回、前々回書いた魅力が大きな部分を占めます。
決してとびきりのイケメン、美少女しか入れないと言うことはありません。
どこのプロダクションも新人発掘には力を入れているので、
もしあなたがシンデレラストーリーに乗れるタイプでしたら、
一度はスカウトに声を掛けられている可能性が高いです。
ただスカウトに引っかからなかったからって別にしょげることはありません。
「鍛える魅力」でプロダクションに入っている人は沢山居ますし、
そういう人たちが沢山出ているのはテレビや映画を通じて知っているはずです。
スカウトの話が出ましたが、スカウトはちょっと注意が必要です。
ちゃんとしている事務所はあなたの連絡先を無理矢理聞き出すことはしません。
必ず名刺を渡して、未成年の人は保護者とちゃんと面接をする段取りをします。
もし、あなたが声を掛けられたときは、ちゃんと名刺をもらって、
周りの大人と相談してみてくださいね。
話を戻します。
もう一つのオーディションが「作品に出るためのオーディション」です。
この作品というのは映画やテレビ、雑誌も含む全てのジャンルという意味で使っています。素人を売りにする企画もあれば、主演を探している企画もあります。欧米に比べ、日本では一般に公開されるオーディション情報が少ないのも事実ですが、ゼロというワケではありません。そこで役を勝ち取ったり、目立ったりするのはやはり「魅力」が左右されます。
○ 劇団
次に多少演技に偏ってしまいますが、劇団に入るという選択肢もあります。
有名劇団は倍率も高く、何百人いるところがありますが、
新しい劇団は数人、しかも20代前半っていうのも多々あります。
劇団で名前を売って、メディアに露出している方も沢山居ますし、
そこからタレントやモデル、歌手活動もされている方も沢山居ます。
プロダクションに比べ、数も多い分、間口も広く、基礎から学ぶには一番良いかも知れません
。ただプロダクションのように入る前に丁寧に意見交換することは珍しく、
入ってみないとどんなレッスンをやっているのか分からず、
作品だけで判断するしかないのが辛いところです。
劇団に入らなくても「客演」と呼ばれる、劇団にその公演だけ混ぜてもらって出演する方法もありますが、劇団側も自分の劇団を有名にしたり、
劇団からスターを出すということを求めていますので、マネージメントになると後回しになってしまいます。
また舞台以外の道にも進みたいのならその劇団が他のメディアに対してマネージメントを行っているかが、とても重要になってきます。
なかには「アンチメジャー」の劇団もありますし、ちゃんと自分でリサーチし、
自分のやりたいことと照らし合わせることが必要です。
次回は「学校編」をお伝えします。