『平和主義など、臆病の表れに過ぎない』
                      アドルフ・ヒトラー(ドイツ元首相)


最近、毎日のように、「格差社会」について報道がなされているが、格差をつけるべく、巨大なディノザウルス達の破壊活動が行われている。
日経平均株価が上がっても、下がっても、またあらゆる国家の法律であれ、規制であれ光の速さで勝敗を決定する。中核ファンドから数万の企業へ、『光速』で意思伝達作業を行い、その敵を倒す為に最も適した人材並びに法人を選択する。その速さは読んで字の如く、四、五人で構成されている一つの課よりも当然速い!
また、使用武器もナイフからイージス艦まで、あらゆる武器を最も効果的な方法で使用する。
時には原始的な方法で、時には数学者が数年かかっても理解できない超高度なデリバティブを使用し、幾度と無く国家を破綻の危機に追い込んできた『ディノザウルス』達!!!
そんな、ディノザウルス達の生態について少しだけ触れていく。
ヘッジファンドについて、最近は書籍やインターネット、さらにはテレビ等で紹介されているが、その生態や行動原理まで正確に紹介されているものをみたことが無い。
ディノザウルスと称されるヘッジファンド・ディーラーは、その自らの履歴をも完全に消し去っていることが多い為、その全容を分析することは困難を極めるが、『最強の武器と光速の思考回路を兼ね備えた子供』と思うときが度々ある。
それは「誰かの誕生日だから・・・」だとか、「ファンド創立記念日だから・・・」と言う様な理由で、企業や国家に攻撃を仕掛けることもあるからだ。そのきっかけはまるで子供の様であり、理解に苦しむだろうが、その動機こそが最も恐れなければならない点だ。子供達の遊び場はマーケット。
その遊びなれた遊園地で、無邪気に、そして的確に遊具を楽しんでいく。ジェットコースターに3回続けてのる事もあれば、アイスクリームだけ食っているときもある。まさに子供。
子供達の飲み物は、110年以上熟成のブランデーであり、ラ・インペラオーサで呼吸する。
先日、現代最強のヘッジファンドキングの一人である私のボスと一緒に、バーでつかの間の休息をとったのだが、そのバーテンダーがこんなことを聞いてきた。
「●●●●さん、私はいろんな方の座右の銘を聞いて勉強しているのです。是非お聞かせ願えませんか?」
キングは、もはや芸術としか言いようのない煙を見ながら言った。

「そんなものないよ!」

まさに子供。
そんな子供を中心に、マーケットは回る。
今日も回る。

今回は、ディノザウルスに行動原理などない、ということが少しは伝わったと思うが、出来る限りベールに包まれた真実の全容を伝えて行きたいと思う。次回は、その具体的な武器(攻撃、防衛)についてお話する予定。
尚、内容の性格上、すぐに削除することもあると思うがあしからず。