16日の東京株式市場で日経平均株価は反落した。終値は前日比116円24銭(0.69%)安の1万6744円15銭。
東証1部の売買代金は概算で3兆3683億円で、売買高は同24億2832万株。値下がり銘柄数は1320と全体の76%を占めた。値上がり銘柄数は329、変わらずは81銘柄。
東京外国為替市場の円相場は伸び悩み、1ドル=117円台前半で一進一退の展開となっている。14時時点では前日の17時時点に比べ17銭円高・ドル安の1ドル=117円08―11銭前後で推移している。
日経平均先物6月物は反落。終値は前日比100円安の1万6700円で、売買高は14万1618枚だった。
シンガポール取引所(SGX)の日経平均先物6月物は前日の清算値と比べ120円安の1万6685円。
大引け時点の日経平均先物6月物をTOPIX先物6月物の値段で除した先物NT倍率は10.01倍と、前日の同時点より0.06ポイント上昇し、9営業日ぶりに10倍台を付けた。
日経平均オプション4月物は、日経平均株価の下落を受け、コールの売りが目立った。権利行使価格1万8000円コールの売買高が1万3686枚。
債券相場は小幅に反発した。先物中心限月の6月物は前日比6銭高の134円79銭。
「債券先物買い・株価指数先物売り」の取引やその反対売買がみられたとの指摘もあり、債券相場は株価動向に神経質な展開となった。
現物債相場は長期債、中短期債が堅調。新発10年物国債である285回3月債の利回りは、業者間市場で15時過ぎに前日比0.010%低い1.575%で取引が成立。
新発5年物国債である63回3月債は同0.010%低い1.130%、新発2年物国債である254回3月債は同0.005%低い0.770%。
一方、前日入札のあった新発20年物国債である93回3月債は、前日比横ばいの2.060%、新発30年物国債である25回債は同0.010%高い2.300%。
新発15年物変動利付国債である44回債は15時過ぎに前日比15銭高の100円10銭。
CB・Q平均は3日続落。大引けは前日比1円28銭安の730円9銭。
また、内閣府が16日発表した1月の景気動向指数(改定値)は景気の現状を示す一致指数が45.0%となり、景気判断の分かれ目である50%を10カ月ぶりに下回った。