15日の東京株式市場は、世界同時株安への警戒感が和らぎ、日経平均株価の終値が前日比183円50銭高の1万6860円39銭と3日ぶり反発した。
東京外国為替市場の円相場は、正午現在1ドル=117円22~24銭と、前日(116円04~05銭)に比べ1円18銭の円安・ドル高となった。
日経平均先物6月物は3日ぶりに上昇。前日比250円高の1万6800円で取引を終えた。売買高は10万6543枚。
シンガポール取引所(SGX)の日経平均先物6月物は前日の清算値に比べ225円高い1万6805円で取引を終えた。
日経平均オプション4月物は日経平均株価の上昇を受け、コールが買われた。権利行使価格1万8000円コールや1万6000円プットの売買高がそれぞれ1万超。
2月分の準備預金の積み最終日に当たる15日午後の短期金融市場で、無担保コール翌日物金利は午後に急低下した。
日銀が朝方の定例金融調節で市場予想を上回る1兆円の即日供給オペを実施したことで資金需給が緩和した。
朝方に0.58―0.59%程度で調達していた外国銀行はオペ実施後、徐々に調達希望金利を引き下げて、午後には0.10―0.20%程度でも取引が成立した。
あすから3月分の準備預金の積み期間が始まる。
CB・Q平均は続落。後場も下げ基調が続き、下げ幅が広がった。
終値は前日比1円37銭安の731円37銭だった。売買高は5億7400万円。
債券相場は反落した。先物中心限月の6月物は前日比14銭安の134円73銭。