アキレスと亀。
2008年公開の、言わずとしれた北野武監督の14作品目の映画。
やっと観れました。
前半の描き方は武さんらしくない感じはしましたが、
後半はがっつり武さんの色が出ていましたね。
少年期、青年期、中年期と、3つのテイストが楽しめる作品で、
それぞれに味のある内容で見所たっぷりです。
芸術を志す青春と哀愁を描いた青年期が特に好きでした。
武さんが出演する中年期も、少年期も、どれも良かったですけどね。
たけし軍団の方が多数出演していましたが、
中でも青年期に出演してる〆さばアタルさんのオーラが結構好きでした。
周りはおなじみ寺島進、大杉漣などの俳優で固められていて、
これぞ武映画という内容でとても面白かったです。
切なさと暖かさが詰まった芸術作品だと思います。
★★★★☆