7月は 祇園祀り のお話を、、、神幸祭
八坂神社の宮司さんが おっしゃいました。
「祇園祭は観光事業ではない![]()
料理のみならず酒類を提供するとは何たるコト![]()
祇園祭りは神事である![]()
今年もそんなコトが行われるのなら私は宮司を辞める。」
昨年の祇園祭に京都市役所前に 一人40万円の山鉾巡行の観覧席が設けられたコトに対する抗議です。
問題は金額ではなく その内容です。
じゃあ 祇園祭の神事ってなぁ~に![]()
《八坂神社 西門 祇園石段下》
<京都祇園 八坂神社 >
元々 祇園社と称されていた八坂神社には
素戔嗚尊(スサノオノミコト)=天照大神の弟神 と
牛頭天王(ゴズテンノウ)=インド伝来の疫病神 の
お二人の神様が お一人の神様として合祀されていました。
平安時代 全国に疫病が蔓延したとき 合祀されていた神様を
神輿で神泉苑(しんせんえん)までお連れし 疫病退散祈願が行われました。
これが八坂神社祇園祭神事 神輿渡御(ミコシトギョ) の始まりで 今日まで続いてます。
民衆は神泉苑に至る路の両側に それぞれ33本の矛(長い棒の先に刃を付けた武器)を立て 神輿の通り道を清めました。
その矛が今日の豪奢な山鉾巡行に至っているのですが、、、
京都市最大の観光事業となってしまった山鉾巡行は 神輿の通り道を清めるどころか、、、
烏丸四条⇒四条河原町⇒ 河原町御池(京都市役所前)⇒
御池烏丸で終わり 午後2時ころには それぞれの町内に戻る、、、という 単純なコース。
これで神輿の通る路を清めたコトになっています。
まぁね 交通事情もありますし 稼ぎ頭の観光事業なんだから
仕方がないよ、、、というか 京都市民の殆どが 山鉾巡行が祇園祭だと思っていて 神事がどの様に行われるのかを知らないのが本当のところです。
八坂神社の宮司さんが怒るのも無理はない。
で、、、今年はアルコール抜き軽食付き 一人20万円 の席になったらしい。
さて かつて合祀されていた牛頭天王は 神仏分離令(明治元年)以来 八坂神社から離され 京都市南区にある綾戸国中 (アヤトクニナカ)神社に祀られています。
疫病退散は疫病を司る牛頭天王に祈願します。
常に恐れ敬って祀っていれば災いは起こらないが それを怠ると疫病を流行らせるという 怖~い神様です。
従って 分離された牛頭天王と八坂神社の素戔嗚尊の二人の神様を ご一緒に神泉苑にお連れして 疫病退散祈願をいたさなければなりません。
困りましたねぇ
そうだ
白馬に乗って八坂神社に繰り込もうではないか。
ワタシが行かねば疫病は収まらんではないか![]()
、、、と仰ったかどうか、、、
或いは どうか神社にお帰りになって疫病退散祈願を、、、
と八坂神社からお願いされたんでしょうか、、、
<神幸際 7月17日 >
既に山鉾巡行は日中に終わっています。
夕刻 綾戸国仲神社の氏子から選ばれた久世稚児が 清楚なお召し物に牛頭天王の御神体である駒形(馬の頭の彫り物)を胸に着け 白馬に乗り八坂神社にお入りになります。
騎馬のまま神社に立入るのを許されるのは この御方のみ。
御神体を身に着けた駒形稚児は 元々 八坂神社に合祀され
ていた牛頭天王そのもの とみなされるからです。
ちなみに 長刀鉾のお稚児さんは長刀鉾町から選ばれた(とされる)子供が 八坂神社より10万石の大名の位を授けられ 山鉾が神社内に立ち入るために 神社の結界である注連縄を切るという役目を担います。
鉾の高い位置から神社を見下ろすには大名の位が必要です。
その位を頂くため騎馬で神社に向かいますが 下馬しなければ神社に入れません。
大名の位を授けられた後は神様の使いとなり 地面に足を着けず大人の肩に担がれ門外に待っていた馬に乗られます。
大名といえども騎馬で神社に立ち入るコトは許されません。
長刀鉾巡行では とても煌びやかなお召し物で注連縄を切るやいなや一躍 最も有名な稚児として賞賛を浴びれらます。
午後5時ころ 白馬の駒形稚児行列が南桜門(下河原通に面した八坂神社の正門)より出発します。
《八坂神社正門 南桜門》
《久世駒形稚児》
《駒形稚児行列》
続いて 中御座神輿~東御座神輿~西御座神輿 の順に 祇園石段下に揃います。
稚児行列に続いて 中御座神輿が石段下を出発。
稚児行列の先導で氏子町内を巡り、、、
午後九時ころ <御旅所(オタビショ)>に入ります。
稚児行列は神輿より先に御旅所を通過し 駒形稚児は<錦天満宮>に入られ お祓いを受けられ 久世にお帰りになります。
中御座神輿は<還幸際>まで御旅所に滞在します。
当日夕刻 中御座神輿に続き祇園石段下を出発し それぞれの異なるコースで氏子町内を巡った 東御座神輿と西御座神輿も 午後9時半ころから順に御旅所に入ります。
三基の神輿は揃って 還幸際まで御旅所に滞在します。
《御旅所》 四条寺町東入る南側
《中御座神輿》
三若神輿会の奉仕により素戔嗚尊の御神体をお運びします。
《 東御座神輿》
四若神輿会の奉仕により 櫛稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)の御神体を お運びします。
この姫は 八岐大蛇(ヤマタノオロチ)退治で助けられ 素戔嗚の妻となった 稲田の女神。
《 西御座神輿》
錦神輿会の奉仕により 八柱御子神(ヤハシラノミコガミ)の御神体を
お運びします。八人の子どもの神様です。
という訳で 八坂神社には 7月24日《還幸際》まで 神様方はいらっしゃいませんので お参りは御旅所に行ってね。
夜中に無言参りに訪れる祇園町の綺麗所(キレイドコロ)のお姉さん方と遭遇するかも。
今日はここまで。
<還幸際 7月24日のこと>は後日に。
祇園祭を要約して語るには その内容が余りにも多く、、、
メチャクチャ疲れます![]()
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写真は過去のブログから引っ張り出しています。
実は10年以上前に祇園祭りのテーマのブログは10件以上も書いています。
その後 祇園祭を語るのを一切止めました。
私はキリスト教徒でも仏教徒でも神道の信者でもありませんが 『八坂神社の宮司を辞めます
』と仰った宮司さんに敬意を表して <DCVS.227>7月のテーマを 《祇園祭神事 神輿渡御》 にしました。
ほんの少しの知識しか無いのですが。












