四半世紀 を経て、、、ビルのお話♪ | petit espace <DCVS.227>

四半世紀 を経て、、、ビルのお話♪

このマッチ、、、3×4×1 、、、まだ 1000個以上も持っている。

夫で 7代目と聞いている蕎麦屋 <藤六(とうろく)>の宣伝用。

20年前、その夫の急逝で店舗を閉めた。

木造からビルに建て替えて、僅か 5年後。

マッチは 5000個単位で発注するのだが、それが納品されたばかりで

まだ段ボールを開けぬまま残ってしまったのだガーン

 

終活の為の断捨離の一つとして写真を整理していたら、新築時のビルが。

建築デザイナーが撮ってくれたもの。

ずいぶん派手な内装、、、私の趣味ではなかったが、夫は気に入っていたようだ。 

 

 

 

 

ランチタイムには 150人のサラリーマンが押し寄せる、

1時間に全席 3回転の忙しさえーあせる 大がかりな食洗器が大いに役立った。

近所の麺類屋さんより高めの価格だったが、原価 55%という薄利多売の商い。

それが夫のやり方、、、お客様を応援したいって。

それって、ほとんど趣味みたいなもので、夫婦喧嘩の種だったなプンプンむかっ

お陰で、6代目から代替わりしてから 15年の間、3年毎に税務署の調査が入ったしむかっ伝票は通し番号 1~5000番、、、にするのが税務署からのお達しだった。

 

夫は(私も)綺麗好きだったので、5年経っても厨房機器も店内も綺麗なままだった。

だが、全ての厨房機器・食器・椅子テーブルは知り合いに譲り、スッカラカンにした。

夫の親族の反対を押し切って、<藤六> を終わりにするのを決めたから。

小上りもバリバリドンッと取り払い、、、物販のテナントさんを募集。

3か月後、、、中古のレコード屋さんCD音譜がオープンした。

 

ところが、、、2年ほど経っても 

『 ロンリー プラネット 』 を手に <藤六そばショップ> を探す外国人たちが、

ビルのまわりを、、、ウロウロ目、、、ウロウロ目

「亭主が亡くなったので閉めたの。 ソーリー」、、、と言ったら、

何倍ものソーリーが返ってきたニコニコあせる