ブランド物を考える、、、『ビニールべたべた事件!?』
<シャネル>
11~2年前、内張りにビニール素材を使っていた袋物に、トラブルが起こりました。
『ビニールべたべた事件
』 です。
オリジナルデザインのバッグは、全て革で作られていますが、それ以外の比較的カジュアルで安価な物は、内側はビニールだったそうです。
TVのニュース番組でも取り上げられていましたが、『空気の乾燥しているヨーロッパと違い、湿気の多い日本では、素材のビニールが劣化してくる
』 というのです。
そういえば、40年近く前の<フィラ>のテニスバッグ類がそうでした。
30年前の<ゲラルディーニ>も同じです。
その頃は、消耗するのが早
と思っていたのですが、実は『べたべた』 だったのです。
さて、シャネルは、お客様の要望があれば全て新品に取り換える、というサービスをしました。さすが
です。
もちろん、日本の湿気に対応した素材で作り直したものです。
この事件があってから、他のブランドも次々と素材を見直してきたようですが、、、
<ルイ・ヴィトン>
『ボアット・フラコン・タイガ・エピセア』 11~2年前、京都でオーダーしたものです。
内張りは、ローションなどがこぼれた時に拭き取れるように、グリーンのビニール素材で作ってもらいました。
数ヶ月間、使わず置いていたのが悪かったのか、いざ使おうとすると、フタがくっ付いて開けられないのです![]()
力任せに開けて見ると、やはり、『ベタベタ事件
』
LVブティックに行き、張り替えて欲しいと言うと、『お客様がお選びになった素材でお作りしましたので、保障しかねます』 と。
費用は払いますから、と言うと、『分解して組み立て直さなければならないので、出来ません』 の返事。
え
、、、耳を疑いました。分解してでも、修理出来るのが<LV>の筈。
このままでは、一生使えないってこと![]()
![]()
若いスタッフも店長も、余りにも経験不足、勉強不足。
でも、捨てる神あれば、拾う神あり![]()
<DCVS.227>のミニチュアソファーの作者が、マイクロファイバーの布地に張り替えてくれました![]()
緑色地がなかったので茶色に変わりましが、私は大満足です。
しかも、分解しないで張り替えられたのですから。
そして、オーダー時に余った皮で作ってくれた、<LV>からのプレゼントのポーチ。
やはり内張りはビニールで、『ベタベタ事件
』 の仲間入りです。
これは、信頼できる鞄屋さんにお願いして、内側も革張りにしてもらいました![]()
今では<LV>も、湿気に強いビニールに替えているようです。
今までに経験した外国ブランド商品のトラブルは、こんなモノでは済みません![]()
外国ブランド商品は、日本製品の如何に優れているか、、、を再認識させてくれました。
