生憎の雨です☔
前回の続き>>>>
大急ぎで自宅に向かって走行する中
目に付くのは山(高台)の方に向かってる
たくさんの車、、
私たちは自宅がある山とは真逆の
海へ向かって走っている…
津波の事を考えれば子供だけでも
置いてくれば良かったか、
今ここに置いていったほうが
安全なんじゃないのか。
そんな事を考えていたけど
子供たちは口を揃えて
「一緒に行く、行かないとダメだ」
そう言い、離れる選択肢はないと。
とにかく1秒でも早く自宅に
到着して持つ物持って脱出することだけを
車内で各々が想定していた

自宅に近付けば近付くほど
大渋滞になっている反対車線を
目の当たりにして
家から出てこの道は到底渋滞で
進めないだろうからどのルートで
山の方へ逃げるかをダンナは
考えていたみたい

そしていよいよ自宅到着!
到着と同時に勢い良く車から
飛び出す家族

※監視カメラ映像
あと5分で津波到達って
聞いていたので一刻を争う危機的
状態に皆余裕なかった、、
すぐにチュン太ブン太アクアを
車に乗せて大事な物も各々が
持って長男は次男とアク🐺を連れ、
私はチュン太とブン太とダンナの車で
2台で速攻自宅を出発

そこからはひたすら山の方へ
抜け走り、ここまでくれば
津波もこないだろうって場所まで
避難することができた



幸いにも津波の被害がほぼ
ない地域だったので事なきを得た。
でももし万が一、
津波が来ていたらと思うと
恐ろしくて想像もしたくない。
きっとチュン太ブン太アクを
連れに帰る事がそもそも
間違いだと言う人も居るかも
しれないけど、
私たちの中で大切な家族である
アク、チュン太、ブン太を
置き去りにする選択肢は
1ミリもなかった…

でも実際に、
被災地では避難所に愛犬や
愛猫、他の動物を連れて入れなくて
車中泊しているって人も居て…
事実、義親さんは避難所に
愛猫を連れて行けないからと
ぐちゃぐちゃになった自宅、
停電で真っ暗で寒い自宅に
愛猫を置いてきたと言っていた。
避難所に連れて行けないからと

ハナちゃん(愛猫)はひとりぼっちで
暗くて寒くてぐちゃぐちゃの
家の中で数分置きに起こる
地震の中に居るのかと思うと
涙が出るし心が押し潰される。
こんな辛いことがあっていいのか。
ダンナの地元は壊滅状態だ。
ダンナの幼なじみはダンナの
実家の裏に実家があって、
お正月に家族で帰省していて
地震に遭い、奥さんと子供が
家の下敷きになったと…

隣りの家のおばあちゃんも
下敷きになって夜引っ張り出したと
お義父さんが言ってた

義親さんの自宅は
数年前に建て替えたばかりで
平屋の為、外観を見る限りは
それほどの被害はないように
見えたけど実際はわからない。
室内は足の踏み場もないと
言っていたから相当大変だ。
それでも近所の古い家屋が
もう壊滅的過ぎて言葉が出ない。
1階部分が完全に潰れてる状態。
ダンナの友達たちも
能登に住んでいたり、
帰省していたりで被害に遭った状況を
LINEグループでシェアしてた。
こんなことになるなんて…
どうかこれ以上被害が
広がることなく復旧作業が
進むことを祈らずにはいられません。
うちのダンナもこの地震で
緊急招集がかかり不眠不休で
働いています。
公務員は楽して稼いでいると
よく聞きますがとんでもないです。
災害があれば家族は二の次で
被害者の元へ駆け付ける。
困った方の救助へと向かう。
本当に頭が下がります。
正直家族としては、
こんな時こそ1番そばに居てほしいと
毎回心細く感じます。
きっとそういった家族を持つ身なら
共感してもらえると思います。
実際に、何人もそういうダンナさんを
持つ友達が居るので
今回も気持ちを共有し合って
なんとか心折れず乗り越えてます。
消防隊、救助隊、自衛官、
その他にもたくさんの人が
救助に向かっているけどその方々にも
家族が居て、、
いつ倒壊するかわからない
不安定な所、津波の恐れ、
更なる地震による被害で
自分の命を削りながら懸命に
人助けをしている勇者たちには
頭が上がりません。
そしてそのご家族にも…
陥没した道路を直してくれる方々、
そういった人々への感謝。
こうゆうことにならないと
ありがたみがわからないような
人間にはなりたくないな。
常日頃から全ての事に
感謝して過ごしたいと思う。
とにかく、本当にこれからが
重要だと思うから、
どうかどうか、、、
これ以上不幸な事が
起きないことを祈ります…