
まだまだ小さい子ども
が多いSTEPには受験生はおりませんが、個人レッスンではいろいろな方をみさせて頂いております。
都立総合芸術高等学校。
都立で唯一の、今年できたばかり
の、まだ1年生しかいない芸術高校です
ここには「舞台表現科」という学科があり、演劇と舞踊の専攻があります。
両専攻を合わせて、定員はたったの40名。なかなかの狭き門です。
この学校に「どうしても入りたい
」と、連絡をくださった受験生Aちゃん親子
1月に受けた推薦入試で不合格だったこと、
さらには自分よりもキャリアのないお友達が合格してしまったことで、
ひどく落ち込んでいるとのことでした

クラシックバレエしかやったことのない彼女が、他のジャンルに触れたことへの戸惑いもありました。
私に出来ることがあるなら
とお話をお請けしました。実は、昨年もこちらの受験指導をさせていただいている私。
でも、「90秒の即興身体表現」以外の情報もなく、的確な指導ができないままに、とても悔しい思いをしました

今回は、推薦を受けた時の様子、昨年との受験科目の違い、在籍している高校の先生、その他数少ない情報から、私なりの傾向と対策を練り、指導させていただきました。
昨年とは違い、実にバラエティに富んだ受験科目。
基礎のバーレッスン&センター、コンテの振付、立ち方&歩き方、そして60秒の即興と解説…
おとなでも面食らってしまうような内容です

さらには一般入試なので、3教科の学力試験まで

たった2回、たった5時間ほどの限られた時間

とにかく数をこなし、いろんな方法を試し、心と身体を開いていきました。
Aちゃんとお母様と私、3人とも必死

2回目のレッスンの時、Aちゃんは前回のレッスンで私が話したことを、すべてきちんとまとめて書いてきていて、本当に感激しました。
そのあとも、受験当日まで、レッスンのビデオを見返してはよりよい方法を探り、
自分なりの「ダンサーとしての表現」を見つけていったとのことです。
結果は、見事合格



発表会場で親子で涙したそうです。報告を聞いた私も。
「お勉強のほうは思うようにできなかったけど、実技は楽しかったです
」なんという力強いお言葉

先生方にも、その熱意が伝わったことでしょう。
あれほど自信を失っていた彼女が、精一杯乗り越えて掴み取った合格です。
この先もたくさんの壁が立ちはだかると思いますが、今の気持ちを忘れずに、いいダンサーになってほしいと思います。
こういう場面に携わることができて、私も心底嬉しいです

Aちゃん、高校生活めいっぱい楽しんでね
