7月23日


おそらく、人生最後となる授業が終了した。
記念すべき人生最後の授業にふさわしいと思えるような授業だった。

「構造設計とは」
といったような、やや哲学的或いは思想的な話で、
先生の過去の体験を、貴重な写真と共に聞けたのは、
もうすぐ構造設計の実務に携わる自分としては、
とても貴重な時間だった。

あの話を本当に理解する時がくるのは、
だいぶ先のことなんだろうなあ、と思いながら、
今は、今の自分なりに理解しようと、資料を読み返す。