犬=散歩
犬を飼うと散歩をしなくちゃならない。これはほとんどの人が知っていることですね。
でもまれに小型犬の飼い主で、散歩は必要ないと思われている人もいます。
なぜそう思ったのか。
たぶんペットショップで購入する際に、この犬は小さいから散歩しなくてもお家の中で遊んであげれば大丈夫ですよ!と言われたのだろう。
犬を商品としか思わない販売員の売り文句です。
犬という動物を知っていたら。 命にたいして愛情を持っていたら。
そんな独房監禁するような犬生を送らせることになる営業トークができるわけはありません。
そして、本当に愛犬を大切に思っているのなら、そんな独房監禁生活はさせられないものです。
そう。犬にとって散歩はとても大事なイベントです。
散歩は生きてる実感を与えてくれるもの
その大切な散歩。これがまた飼い主にとっては悩みの種になる。
その悩みの種のひとつに散歩の時間が入ってます。
犬によって違う適正な運動量を確保するのに必要な時間とは?
ネットで検索しても、専門家に教えてもらっても統一された答えは返ってきません。
なぜなら、犬それぞれによって違うから。答えが自分の犬に合っているかはわからないのです。
目安の一つ
散歩から帰った後に家の中でひと暴れしてから落ち着く行動をする犬は運動が足りていません。
儀式のようにやっていると思われる方もいるかもしれませんが、本当に疲れた時はそんなことしません。
毎度運動量が足りないから、儀式のようにやるんです。
運動量が足りないと思って、次の日から歩く距離を長くしてみたけど・・・儀式はなくならない。
いつもは30分のところ1時間歩いても1時間半歩いても変わらない・・・。
そうなんです。きちんとエネルギー消耗するような散歩をしてあげないと距離と時間をかけただけでは変わりません。
愛犬はどんなタイプ?
性格によって好むスタイルが違います。
体力派なのか知能派なのか交流派なのか。
体力派だったら筋肉使って動くルートを考えて歩かせるだけで、同じ30分でも疲れ方はずいぶん変わります。
知能派ならとにかく匂いを嗅がせてあげられるルートを選んでみましょう。
交流派なら新しいお友達と出会えるだけで満足感が違ってくるしそれによってエネルギーも消耗しています。
こんな風に愛犬に合わせた散歩を考えてあげるのが飼い主のすることであって、小型犬だから30分で満足するはず。大型犬だから1時間は歩かないと・・・って考えの場合、まったくニーズにあっていなくて、毎度消化不良の散歩となり、ひと暴れルーティンが発生してしまいます。
ぜひ愛犬の散歩時間の目安を測る参考にしてみてくださいね。
また、時間は時間でも、散歩に出る時間について。
犬を飼ったら1日2回散歩に行く。
午前中は○時に出て30分。夕方は◯時に出て1時間。
という風に1年中同じ時間に出ている飼い主がいます。
これもまたネット情報や専門家によって言うことが違っています。どれも間違いではないでしょうね。
正解などありませんが、これも個々の犬に合わせて臨機応変に変えてあげてほしいと思うのです。
例えば、愛犬のダルメシアンmixのあくびは、めちゃくちゃ体力派です。この犬の体力を消耗させるのは至難の技。3時間8キロくらいを歩くだけじゃまだまだ元気です。その中に起伏の激しい場所や、まるで山登り?と思うところ、砂浜など足場の感覚や傾斜を変えての散歩に加え、ゆっくり歩いたり、走ったり。いろいろ盛り込んだ散歩にすると8キロで満足してもらえます。
それでも8キロですよ笑
ですが、冬場の寒い時期は歩きたがりません。冬場は日中のみの1回散歩。その日の距離は犬が決める。
これが個々に合わせた、ということです。
毎日同じ時間に同じルーティンでの散歩は、シニアで痴呆症状がでていたら有効になります。気管支が弱かったり咳の症状が出ている犬にも有効です。
愛犬はどんなタイプですか?
ちゃんと愛犬のニーズにあった散歩をしてあげられていますか?