香道-1

香道とは一定の作法のもとに香木をたき、立ち上る香気の異同によって古典的な詩歌や故事、情景を鑑賞する文学性、精神性の高い芸道です。
香道では香りを「嗅ぐ」と言わず「聞く」と表現します。
現代の香道では、和歌や物語文学の世界を主題にした「組香」が主流です。
そこではいくつかの香木が焚かれ、香りを聞きわけあいますが、優劣を競うものではなく、あくまで香りで表現された主題を鑑賞し、その世界に遊ぶのが目的です。

現在は、三條西実隆を開祖とする「御家流(おいえりゅう)」志野宗信を開祖とする「志野流(しのりゅう)」が主流 になっています。
御家流は平安時代から公家たちの間で行われてきた香遊びを源流として 優雅さを尊び、 一方、武家を中心に広まった志野流は武家の格式を重んじるという特徴があります。

聞くところによると「香道」は「茶道」よりも格が上だといいます。
私の地方では志野流の教室がある程度でまったく未開の世界といえます。
詳しい方はどうぞ御教授ください(b^-゜)