ショートエッセイ Part4「変わるということは」 | たかはやの旅手帖

ショートエッセイ Part4「変わるということは」

ポプラ(広島のコンビニ)が「ローソン・ポプラ」か「ローソン」に変わるというニュースにびっくりしました。ポプラは以前からローソンと業務提携を結んでおり、将来はローソンになるのかと予想はできていましたが、いざ現実になると……。関東にあったスリーエフと同じ道をたどってしまうんですね。

 

ポプラは過去に私の好きな作品「たまゆら」とタイアップをしていました。コラボ商品の数々を頂いたり、登場人物とポプラの店舗が描かれたクリアファイルを持っていたりと思い入れがあります。一方で、正直言うと普段あまり使っていませんが……。一度だけ食べたことがありますが、注文すると店員さんがその場で炊飯器から容器にご飯をよそる「ポプ弁」は意欲的なメニューだと思います。

 

そんな中で今日のテーマ。人は絶えず変化から抗えないと常々感じています。良い方向に変わるか、悪い方向に変わるか。予想することは非常に難しいですが、変わらない安心感は見方を変えれば変化があるから存在できてるのではないか、と。

 

社会人として日々を過ごしていると、「変化を恐れるな」という言葉を耳にする機会が多いです。全くその通りだと思いますが、そうはいってもやはり怖いですよね。凄く仲の良い相手がいて、友達以上の関係——恋人になりたいと思うものの、自分の想いを告白したら今までの関係性が壊れてしまうのではないか、という状況がまさにその典型例。「変わる」か「変わらない」を選択を迫られた時、迷わず「変わる」を選べる人は現実ではそんなにいないと考えます。

 

自分が変わることに対して自信を持てないときは、一旦立ち止まって考えてみることが肝心です。いつも変わることが正解ではないです。自分で考え、時には周りの人に意見を聞き、そしてまた自分で考え……。繰り返すうちに自然と変わってもいいかと思えたり、逆に今は変わらなくていいやと思い直したり。どちらにしても、そこに至る過程の間で人は刺激を受け、成長できます。

 

今回の店舗名変更がどう転ぶか分かりませんが、地域チェーンが変わっていく姿をしっかりとこの目で見て、あれこれ思いを巡らせてみたいです。