- 残念な人の仕事の習慣 (アスコムBOOKS)/山崎将志
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嫁さんが図書館で「最近良く読まれているみたいだから借りてきた」
といって渡されたのがこの本でした。
せっかくなので読んでみると、あ~!なるほどって思える事が
たくさん書いてありました。
最近忘れかけていた事や、大切なことを思い出させてくれる内容が
多くなったので紹介します。
餃子の王将が半額サービスをする理由
最近になって久しぶりに訪れたとき、店内の清潔さ、店員のテキパキ
としたサービスなど、餃子の王将の素晴らしさを実感したからだ。
たとえば、レバニラ炒めや八宝菜、カニ玉など、ある特定のメニューが
半額ほどの値段で提供されるのだ。さすがに原価割れはしていないと
思うものの、「集客手段としては破壊力あるよね!」と実感しながら、
何度もこのサービスを利用させてもらっている。
食事というものは、1品当たりいくらというよりは、「この店で食事をすると
いくら」という感覚で利用する面がある。半額サービスの日は通常価格より
も格段に安いわけだけれど、280円だけで帰るのは何となく気が引ける
私だけだろうか。餃子を1人前多く注文する、ラーメンじゃなくチャーシュウー麺
にするなどして、結局払う値段はいつもと同じかそれ以上、となってしまう
こともある。要するに、一般的な利用顧客数増と客単価のアップの
優れた例の一つくらいに考えたいた。
しかしありきたの考えで半額にしているわけではなかった。
それを知ったのは「日経ビジネス」(2010年7月5日号)を読んだ時の
ことだった。
中略
1990年代の王将は、ファミリーレストランに対抗するため、多店舗展開
を経営戦略に掲げていた。均一商品を提供するため、工場で料理を
加工してから店舗に送るセントラルキッチン方式を採用していた。
一見すると、効率化を図ったセントラルキッチン方式は正しい戦略だと
思ってしまうが、結果的には王将の魅力を消してしまった。「王将の
強みは、安くてうまいだけでなく、手作り感だ」と大東社長は述べている。
そこで社長に就任した大東氏は、セントラルキッチン方式を止め、
各店舗で調理する昔ながらの王将スタイルに戻したのである。
原点回帰と言ってしまえば、それまでであるが、そこで問題が発生した。
長い間セントラルキッチン方式に慣れてしまった従業員は、一から
料理をつくる調理技術を持っていなかったのである。
そこで考え出された策が、毎月2回、あるメニューを格安で提供する
サービスだったのだ。
特定のメニューを格安にすると、当然ながら、そのメニューの注文が
多くなる。つまりそのメニューばかり大量につくっていると、自然と
調理技術が向上するというのだ。サービスメニューを毎月変えていけば、
そのうち全てのメニューで調理の腕が鍛えられることになる。
もし従業員を研修センターに集めて、あるいはトレーナーが店を回って
徹底的に訓練させようとしたら、莫大なお金がかかる。時間もかかるだろう。
もちろん、トレーニングは行なっているのだろうが、短い間で「徹底」
する事は出来ない。徹底するには経験が必要だからだ。
だから、価格を半額にしてでも、現場で鍛える方がいいと考えたのだ。
苦肉の策だったかもしれないが、これこそ「損してトク取れ」方式だった
わけである。
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などたくさんの気付きが得られました。
残念な人になりたくなかったら一度読んで見てはいかがでしょうか。

