こんばんは。
日本初!医療専門職による育児と介護のダブルケアラー支援団体DC NETWORKです。
昨夜、認知症チーム主催のDC Cafe(DC NETWORK主催のダブルケアカフェ)を開催し、メンバーからブログ記事をいただきましたので、紹介します。
みなさま、暑さ、大雨…と不安定な気象が続いていますが、お元気ですか。
認知症チームのMomoです。
七夕も終えた7月9日に、認知症チームのDC Cafeを開催しました。
日曜日の夜という時間にもかかわらず、1名の方が参加して下さいました。
第一印象は、「うわぁ~笑顔が素敵」「話し方がとても優しい
」でした。
私たち認知症チームは、本日がカフェ2回目という初心者ですが、参加者の方の語りに終始惹きつけられておりました。
自己紹介から始まり参加者の方のお話を伺うと、
超高齢な親御さんの認知症の介護、子育て、ご自身の体調・・・と次々に語られるお話に、
1日が24時間あっても足りないというくらいに家族への温かなケアをされておりました。
認知症は年をとれば誰がなってもおかしくなく、「忘れる」という記憶障害があります。
説明しても忘れてしまい記憶できないこと、理解できないこと・・・これは、認知症の症状です。
しかし、親御さんのケアを担っている介護職員から家族へ向けて、「〇〇で困ります」や、家族への無理難題の対応を求められ、家族としてはどうすることもできずに心を痛めていることもお聞きしました。
残念なことに、認知症ケアに携わっている専門職である介護現場でも、まだまだ認知症の理解はできていないこと、参加者さんの方のような家族へのケアが足りていない現実も知ることができました。
私たちはお話を聞きながら心が痛くなり、涙が出そうなくらい辛い気持ちがよく伝わりました。参加者の方はとても前向きな方で、親御さんはどのようなことが好きで、何を望んでいるのか…と、一番身近にいる娘としてご本人の意思を尊重した認知症ケアを考えていらっしゃる語りをお聞きし、私たちも改めてケアのあり方について考える機会をいただきました。
とてもパワフルな頑張り屋さんの参加者さんで、この参加者さんから家族や周囲の方々は元気をもらい、救われているのでしょう
介護する、ケアする支援者として、まず明るく元気に!!がとても大切であると感じ、参加者の方のやさしい笑顔と声に私たちも癒された時間でした
1時間のカフェで、ご自分の気持ちも整理できたという参加者さんのお言葉から、明日からも無理せず元気に過ごしていただきたいと応援の気持ちで会は終わりました。
このカフェを通して、オンラインという短い時間でもつながることで、少しでも参加者のお力になることを願いつつ、参加者の方から生の声をお聞きすることで私たち自身が学び、考えることができる機会となりました。
カフェの写真は、参加者さんのお顔を『ひまわり』の花で加工させていただきました。
太陽のように家族や周囲の方々を照らし、いつもみんなを見つめ、見守っている参加者さんをイメージしました。
ご参加いただき、ありがとうございました。