昭和51年の有馬記念、前走まで騎乗していた福永洋一がエリモジョージに騎乗するため、トウショウボーイの鞍上が空いていた。
そこで藤田オーナーは中島啓之騎手に騎乗を依頼した。しかし中島騎手は自分を乗せるならば前の主戦だった池上騎手を乗せてあげてくれ。後輩の馬を取るようなことは自分にはできないと断った。
名馬で大レースを勝てる機会を棒にふったわけだから馬鹿だと思う人もいるかもしれないが何かビジネスライクな昨今ではこういった騎手の絆を大切にする話はそうは見られないと思った。