イスタブラクの話
サドラーズウエルズ産駒の期待馬で、最初はヨーロッパの名門ジョン・ゴスデン厩舎から平地デビューした。
しかし、ほとんど目が出なかった為、ゴスデンは、イスタブラクが5歳の時に売ることを決意する。
そのとき、その年の秋に厩舎を構える予定で、馬を集めていたゴスデン厩舎の調教助手ダーカンは、ゴスデンにこの馬は障害馬として成功すると言い、自分の厩舎で引き取ることにした。
ところがダーカンは白血病に襲われ、厩舎を持てなくなってしまう。
そこで、ダーカンは友人のエイダン・オブライエンに「この馬はチャンピオンハードルを勝つ馬だから頼む」 と言ってイスタブルクを託しす事にした。
ダーカンの病気は予想異常に進行していたけど、イスタブルクがチャンピオンハードルを勝つまではという執念から、危機を何度も乗り越えて生き伸びる。
イスタブラクはというと、障害デビューをしてどんどん勝っていき、ついに、チャンピオンハードルも狙える
という所まで出世する。
しかし、ダーカンはイスタブルクがチャンピオンハードルに出走する4日前についに力尽きてしまう。
そんな中行われた、チャンピオンハードルでイスタブラクは見事優勝を飾る。
競馬場に集まっていた人はそれまでのいきさつを知っていて、観客は涙しながらジョン・ダーカンの頭文字を取った
JDコールが沸き起こった。
そしてイスタブルクの口取りをし、調教師として表彰を受けたのは、残されたダーカンの奥さんだった。