最近、最高裁が非嫡出子の相続規定の違憲判決を出しました。判決の中に日本では非嫡出子は増えたとはいえ2.2%しかいないとありました。低い数字ですね。アメリカはどうかと比べると、41%です。高いですね。私の実感よりずっと高いです。人種により違うし住んでいる場所にもよるのでしょう。私の暮らしている範囲ではもっと低いように思います。

興味深い記事を見つけました。アメリカで未婚の母が増えたのはshotgun weddingがなくなったからだそうです。George A. Akerlof and Janet L. Yellen, An Analysis of Out-Of-Wedlock Births in the United States,
http://www.brookings.edu/research/papers/1996/08/childrenfamilies-akerlof

すごい言葉ですよね。娘が妊娠した場合、父親が相手の男に、結婚しないなら撃つぞと脅すというような意味です。1970年ころからだんだん“妊娠したら結婚”の観念がなくなってきたそうです。それに伴い婚外子が増えたそうです。

おもしろいのは、Wikipediashotgun wedding のところに、できちゃった婚のことが、穏やかな言葉ではあるが同じ概念だと書かれていることです。そして確かに日本の出来ちゃった婚は非嫡出子の抑制に貢献していますね。