さて、私の番がやってきました。有罪か無罪か聞かれて、元気に「有罪」と言いました。(私が法廷で観察した間に有罪を認めた人は他にいませんでした。)何か言いたいことはありますかと聞かれ、身振り手振りも加えて(緊張したので自然に手が動いてしまった)自分が意図したよりスピードが出てしまった理由を言いました。(だいたい警官は善良なドライバーでもついスピードがでてしまうような場所でスピード違反を捕まえようと待ち構えているのですから。)裁判官は「そういうこともありますね」と言い、記録を眺めた後、「xxさんは今までの運転記録がすばらしいので、今回の罰金は払わなくてもいいです、でも裁判手数料(court fee)は払ってください。今日裁判手数料を支払えますか?」と聞かれました。「はい」と言うと「じゃ下の階で払ってください」とのことでした。(罰金免除になって金額が変わったので)伝票か何かあるんですか?と聞いたら、有罪を認めたせいか強面の担当警官が親切に何もいらないと教えてくれました。裁判官もすべてオンラインでつながっているから大丈夫と教えてくれました。裁判官か事務員がコンピューターに「罰金免除」とか入力して、それが支払い窓口に伝わっているそうです。


結局、裁判官が考慮したのは私の今までの運転記録なので、私が何を陳述しても結果に影響はなかったような気がします。私としては罰金はそのままでいいから罪をまけて(15オーバーから10オーバー)欲しかったんですけどね。罰金免除の決定がポイントの査定に良い影響を与えるのかどうかは数ヶ月しないとわかりません。


結果的には希望通りには行かなかったとはいえ、一番の目的は裁判体験ですから、そいういう意味では良い経験をして満足でした。もう行きたくありませんが。