日本に行っていました。よく言われますが、車が通っていないのに赤信号で歩行者が青(世界の標準では同じ色でも緑と呼ばれている)信号をじっと待っているのは日本ぐらいだと。すっかりアメリカ化した私は、子供が見ているわけでもないのに大の大人が車のいない交差点で信号待ちすることが苦痛です。理屈はわかります、というか、赤信号を渡ってはいけないというのが正論です。赤信号を渡るのは違法です。でも、何のための信号だ!?車と歩行者の安全のためでしょう?明らかに安全な状況で渡ってもいいじゃないか!?
また、双方向4車線の道を(青信号で)一人で渡るとき、反対側から歩き始めた私を信号待ち先頭にいた左折車がじっと待ってくれました。なんで私が近づく前にさっさと左折しないんだ!と思いました。車線二つ三つ越える時間があるので、さっさと左折してくれても全く危険はありません。気の弱い(?)私は、せかされているようで、急いで渡りました。本当はゆっくり渡りたかったのですが。
そこで、私は車通りの少ない見通しの良い道は、信号の間の信号のない場所で渡ることにしました。たまに、渡り始めてから遠くから車が来ることがありますが、よっぽど車がスピード超過しているのでない限り、私がその車の走行を邪魔する距離ではありません。ところが、です。結構な割合で、車はわざわざスピードをあげて近づいてきて威嚇する(想像。勘違いと言われるかもしれませんが)のです:「おい、こんなところで渡るなよ」って感じで。私は遠くから車がきても邪魔にならない安全な状況でしか横断していませんから、実際危険はないのですが。
結局、「決まりを守ること」が大事で(はい、もっともです)、マナーや親切の問題ではないのだと思いました。