アメリカでは、このひと口の利き方とか人に好感をもたれる受け答えとか学んだらもっと評価されるだろうに、という人がたくさんいる一方、「やりてだー」と思わされる人がいます。日本でもそうですが、アメリカの方がコントラストが強いように思います。


前者は医療機関や美容室の受付にいたりしますので、注意しましょう。ムッとするのはエネルギーの無駄。


最近、立て続けに後者にまきこまれました。

職場(結構大きい)のカフェテリアにスシが導入され、そのレビューをなぜか私が書くことになりました。その話を持ってきた人が、ただでスシを試食してレビューを書くプランをすでにカフェテリアのマネージャーとたててありました。で、最初はマネージャーを尋ねて、スシ職人にも「私がレビューします」と教えて、スシをもらいました。でも、いざ書く段になると、一度の簡単な取材と試食では情報が足りないと思いました。で、もう一度自分のお金で覆面で食べてみることにしました。二日後に前と同じ頃の早めの時間帯にカフェテリアに入っていくと、そこにはマネージャーが立っているではありませんか(普段は立ってない)。で、満面の笑顔で、今日もお金は払わなくていいと私に言い、私がお断りしたにもかかわらず、キャッシャーのお姉さんに指示をして去っていきました。わー、すごいやりて!と思いました。


私はマネージャーが二回もスシをおごってくれたからと言って、レビューの内容を自分の正直な印象から変えることはないので、マネージャーのしたことが役にたったかどうかは疑問がありますが、とにかく彼はスゴイと思いました。なお、スシはカフェテリアのスシとしては満足のいくものだったので、私は良いレビューを書きました。


その後、他部門の日本人と用事があり話していると、ところで、と彼女がきりだしました。カフェテリアはスシを職場内行事のために大量注文したら値段をまけてくれるかな、という質問でした。私は、スシの宣伝もかねると言えばまけてくれると思うよ、と言い、マネージャーの連絡先教えようかと申し出ました。すると、彼女はにっこりして、「いや、連絡先より、Uさんに一緒に行ってほしいんですよ。Uさんが一緒に行って頼んでくれればとても効果があると思うわ」。。。私がちょっとあっけにとられているうちに、その話は決まったものになってしまいました。彼女もやりてなんですよね。彼女のような日本人がどんどん業績をあげてくれるのは嬉しいことです。