先々週のニュースでスパームバンクを使って妊娠した女性の子供たちの中には精子提供者を知りたいのに知ることができない場合が多くあり、匿名の精子提供を禁止する法律を作るよう働きかけているというのがありました。
David Crary, Sperm donors' kids seek more rights and respect, Associated Press
アメリカでは妊娠中絶の可否では双方ものすごいエネルギーを使って戦っていますが、代理母も精子バンクもOKなんですよね。理解できない。宗教がからんでいるからなんでしょうが。
私の意見では中絶は可(勧めるわけではありません)、代理母も精子バンクも婚姻関係にある男女間の不妊の場合に限り可で、代理母は親族に限らず報酬も可、精子バンクの場合は子供に精子提供者を知る権利を与えなければならない。
話はずれますが、離婚後も両親がそれぞれ子供に関わることを理想として離婚後の共同親権を基本とする国が、父親と子供の関わりどころか父親の情報を全く与えない匿名精子バンクシステムを容認していることは何か変な感じがします。
さらに話はずれますが、精子バンクを利用して子供を産んだ女性(有名人談、新聞記事、知り合いの発言の又聞きなど)が精子提供者はすばらしい(条件の)人だとか、私にふさわしい人だとか言って自慢するのを聞いたことがありますが、すごく違和感がありました。背の高い金髪碧眼のハーバード出の男だってトンデモナイろくでなしはいるでしょう!(U)