おはようございます!


 今日は、久しぶりに同じ地元ピアノ科の、T先生と、電話でお話ができました。


 T先生は、お子さんがヴァイオリン科の生徒なので、親として、またピアノ科の指導者としても、ヴァイオリン科の活動に、積極的に参加なさっています。


 先日、ヴァイオリン科の発表会があり、伴奏ピアノも担当されました。


 「本番は怖いし、追い込まれてとても大変な思いをするのだけど、でも得ることが多いので、参加できることがすごく嬉しい」


 「『また、来年もよろしくお願いしますね』と、ヴァイオリン科のS先生が言ってくれてね、もう本当にありがたいのよ」


 と、言ってらして、T先生のスズキにかける情熱が、改めて伝わってきました。


 スズキメソードに縁をいただいたということ、ありがたいよね、と、いつもこれが私たちの合言葉のようになっています。


 スズキの先生方は、「どの子も育つ」という信念があるので、教育と名がつくことだけでなく、ふだんのいろんな状況に対しても、あきらめないで柔軟に取り組まれているなと、同じ時間を過ごすたびに思います。


 たとえば、発表会。ステージで演奏する子供たちのために、裏方仕事の細かいことまで、実によく気がついてお世話くださいます。


 地味で目立たない、会場のセッティングの手伝いや、扉の番などをしても、必ずねぎらいの言葉をかけてくれます。


 鈴木先生の教育とは、楽器が上手になるだけではないのです。


 どの先生も、暖かくて、子供たちを心から愛していて、大人としても人間性がすばらしい。


 人には必ず、得手不得手があるのもですが、それらすべてを包み込んで、真心でお付き合いくださるので、こちらも安心して参加していくことができます。


 私は鈴木先生の存命中に、じかにお目にかかって習えなかったのですが、松本の音楽院で、鈴木先生に直接薫陶を受けてきた先生方と同じ空気を吸うだけで、そこには鈴木先生が、目に見えないけど、確かにいらっしゃるなと、肌で感じるんです。


 私も、スズキの指導者として、鈴木先生に学ぶものとしての毎日でありたいです。


 プライベートな時間でも、また仕事している職場での時間でも、小さいころから、スズキファミリ-に育ってきてはいない分のスズキの理念・考え方を、一瞬一瞬に、見て、聞いて、体を使って、実地に学ばせて貰っています。


 スズキファミリー。


 世界中でスズキを学んでいるたくさんの仲間たちこそ、同じ目標、同じ方向に向かって生きる、私の心の家族です。


 刻々と状況が変化する中で、スズキメソードの理念を持って生きていること、「スズキメソードの素晴らしさ」を、行動で示せるようになれたらうれしいです。


 いつかまた状況が整ったら、生徒を教えたいし、ヴァイオリン科のお手伝いにも行きたいです。


 そんなときが来るといいな。


 未来に備えて、人間力を、少しでも高めていきたいです。「あなたに習いたい」と言ってもらえるような人間に、なれたらと思います。


 鈴木先生に、少しでも近づくことができたら!!


 天国の鈴木先生に、「どの子も育つ、自分次第、しっかりやります、先生、よろしくお願いいたします!」大きい声で叫びたいです。


 それでは、今日はこのあたりにして、続きはまた次回にいたしましょう。


 さいごまでお読みくださり、ありがとうございます。


 今日も、いい日(^^)