絶対音感というのは、音楽やるものにとっては、有ったほうがいいものではあります。
時々、音階でつかんでいく、相対音感オンリーのほうが、現場的には役に立つのかなとかも、思いますから、一概には言えないのですが。
おかげさまで、自分の子どもは全員、絶対音感が備わっています。まあ、毎日毎日、半端じゃない時間、音楽が流れている中で育ったから・・・・。
音感と言うものに対して、あるのが当たり前のような感覚で生活していたある日。
音感が(まだ育っていないなかった)よその子から、「ここがわからない」と、質問されました。
「ドレミまではわかるけど、ファの音が取れないんです」
「!!!」
そうだった、当たり前のように思っていたけど、これも、育っていくものなんだったっけ!!すっかり、忘れていたことでした。
これは、教える側になって初めて認識させられた、けっこう専門的な背景が含まれる質問です。
ドレミファソラシド、と一言で言っても、この音階を、正しく歌えるなら、正しい「相対音感」が、育っている証拠。
楽器を演奏したり、歌を歌ったりしたらわかると思うのですが、「ドとレ」「レとミ」までは、音はとりやすいのです。
これが、「ミとファ」となると、勝手が違う。なんでかというと、前者二つの場合、音の高さの差は、「全音」ですが、「ミとファ」また、「シとド」は、半音。
この、言葉ではなんとも説明しがたい、感覚。
そうか!これがわからないから、音が外れていくんだ!!
これがわかれば、出したい音が外れないで出せるようになるんだ!!
と言うことを教えられた、貴重な体験でした。
音楽好きな実家の両親に、今度きちんと、お礼を言わなくっちゃ、と思います。
おとうさん、おかあさん、ありがとう!!
今日も、いい日です。(^^)では、また次回に。