この歳になると
友達と飲んだ後にカラオケに行く
なんてことは滅多に無くなった
僕はどちらかと言えば歌うことが好きな方で
それは単純に
声を出す行為がストレス発散になるという理由と
あとは
子供の頃から音楽に触れる機会が多かったからかもしれない
カラオケに行けば誰でも
他人が生み出した歌という作品を拝借することによって
愛とか
感謝とか
世の中に対する不満とか
普段思っていてもなかなか口に出せないような気持ちを
画面に表示された歌詞をメロディーに合わせて発するという口実で
人前で堂々と口に出すことが出来る(お一人様は別として)
その意味で
それを可能にしてくれるカラオケは
人類にとって偉大な発明だったんだと思う
もちろん
それは元となる“歌”を生み出す人たちがいてこその話だけれど
君とカラオケに行った記憶はほとんどないが
僕が好きだった歌手の曲を
君が歌っていたことだけはよく覚えている
その歌手の名前と
君の名前が同じだったのは
我ながら良く出来た話だったと思う