精一杯頑張って給料をもらって、かつ、給料が上がったけれど、満足感に酔い痴れることはなかった。驕ることはなかった。寧ろ、いつクビを切られてもおかしくないだろうと、後先のことばかり心配していた。
「先輩、こんなに給料もらってもいいんですか」と申し訳ない気持ちがあった。全力を尽くした気がしないからだ。
言い換えればこれは自分にとって好都合で糧となる。どんなに頑張っても贅沢などとは程遠く、自分より貧しい人のことを思えるのだから。
この気持ちは母親譲りのものだと思う。実にありがたい賜物だ。
お母さん、ありがとう。