Amazonプライムに入っていても正直どハマりする作品はそんなにない。

邦画から洋画、ドラマにアニメ、バラエティ番組、Amazonプライム独占作品など豊富なのだが。


元来、マゾヒストの性癖があるせいか乃木坂46の山下美月が主演の電影少女(19年にテレ東で放送)はハマった。


電影少女は89年に週刊少年ジャンプで連載が始まった桂正和のSF漫画である。


いわくつきの放送室で見つけたビデオテープを再生したことから数々の事件が起こる。ヒロインの神尾マイを演じる山下美月は選抜メンバーに抜擢されたものの、役に集中したいという理由で辞退したほど気の入れよう。






西野七瀬の電影少女もAmazonプライムで配信されてるが、同じ原作なのにまるで違う。
神尾マイは「記憶は足枷になる」と言い、彼女には過去も記憶もない。現在同校の教員が放送室に封印したイメージビデオのようなビデオテープを男子生徒が発見し再生する。

神尾マイは再生ボタンを押して具現化させた男子生徒の願望を叶える為に協力するが、関係を持った男子生徒は全員マイに心を奪われてしまう。

ドラマを見ていて、昔プレステであったダブルキャストというゲームを思い出してしまった。
プレイヤーの選択肢でエンディングが変わるのだが、グッドエンドにたどり着くには赤坂美月(偶然にも美月つながり)の記憶を取り戻し人格障害を克服させる為、心理カウンセラーのもとで記憶を蘇らせる必要がある。

酔い潰れていたところ介抱されたプレイヤーは赤坂美月と名乗る少女と出会う。プレイヤーが在籍している大学の映画研究部のヒロイン役に推薦し、ロケ地を巡るが、そこには赤坂美月の墓石が。

普段温厚な赤坂美月と名乗る少女が危険な人格に入れ替わってしまうその原因とは。

美しい薔薇には棘があるように、容姿が魅力的な人間ほど裏があるのかもしれない。