2社の内定を同時にもらっている。
これだけでも
転職活動者にとっては
充分な贅沢だと自覚はありました。
そのうち1社は
企業PRページと面接での説明とにギャップを感じ
断りの電話を入れました。
この時点で
内定を頂いている新大久保のベンチャー企業に
入社の意思を伝えれば
僕の転職活動は終了でした。
それでも
まだ転職活動は続行しました。
はっきり言って会社選びまくりです。
自分でもそう思いました。
この時点で9社受けているわけです。
面接を受けていない所を合わせると11社です。
本来なら声をかけて頂いた所に
お世話になるのでもいいのですが
前職の退職が
あまりにもネガティブ要素が多かった僕は
どうしても慎重になってしまうのです。
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面接ラッシュで東京に1泊で行っている間
隙間の時間に
転職エージェントに会いました。
「ハタラクティブ」
という
第二新卒に特化したキャリア紹介会社です。
渋谷のオフィスで面談をしました。
その時に
主にエンジニア系の職種を希望し
いくつかその場で紹介してもらいました。
手に職をつけたい
という思いがある事を
担当のアドバイザーの方に伝えたところ
僕の希望する条件に沿って
エンジニア系を紹介してくれたのです。
いくつかある中で
一番最初に紹介してもらった会社が
僕の心に一番刺さりました。
その会社は
かなり規模の大きい会社で
従業員は6000人越え
ほぼ全国に拠点のある
派遣エンジニアの会社です。
似たような会社を
面接の6社目に受けた経緯もあります。
実は
同じく転職活動をしていた大学の友達が
ここの会社の内定をもらっている事を
つい前日に聞いていました。
なので
会社の名前は知っていたのです。
現在内定をもらっている所は
シニアにフォーカスした仕事紹介をする会社で
営業要素が強いです。
営業が嫌だったというのも
退職した理由の一つにはあったので
どこか心に引っかかっていました。
やりがいがあって会社の将来性もある会社なので
入社したい気持ちもあったのですが
紹介してもらったエンジニアの会社を受けて
それから判断してもいいのでは
と思いました。
つまり
この会社を受けて内定をもらい
最後の二択に絞るのです。
もうこれ以上は受けません。
この会社が不採用だった場合
新大久保のベンチャーに行こうと思いました。
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書類が通過し
一週間後
秋葉原のオフィスに面接に向かいました。
面接と簡単なアンケートと会社説明で
合計約2時間。
紹介してくれたハタラクティブの担当の方から
電話で面接練習もしてもらった事もあり
緊張はほとんど無く
質問の回答に頭をフル回転させなければならない
なんて事も無く
あっという間に2時間が過ぎました。
さすがは従業員6000人を抱える大企業だけあり
見事な10分程度の会社紹介ムービーまでありました。
この会社に転職してきた二人の男が
個人として成長していく姿が
ストーリー仕立てになっていました。
安っぽさはありませんでした。
面接をしてくれた人事の方も
丁寧な言葉遣いで
分かり易く説明してくれたので
今まで一部の会社の面接時に感じる事のあった
変な不快感や胡散臭さはありませんでした。
内定をもらったら
重大な人生の二択を迫られる事になります。
友達もその会社に内定をもらっていて
3月から勤務を始めることは聞いていて
「俺が受かったからお前も受かるよ」
的な事を言われましたし
他に使っている転職サイトのRe就活でも
この会社の求人を出していたので
きっと大量採用をしたいのだろう
というのはありましたが
それとは別に
この会社はきっと受かるだろう
と直感で思いました。
この時からすでに
究極の二択が始まっていました。
