粒 | db‡skull⇔†パンクなアイツは真昼にエンカな夢を見る†



なんて言うか‥


俺が身心共にオコチャマだった頃‥



少しだけワクワクしながら、庭に転がっている大きめの石をひっくり返し‥


突然の出来事に慌てふためきながらワラワラと蠢く、名も知らぬ大小様々な虫を眺め‥


土や虫の独特な匂いに無表情になりながらも、ヤケに大きい1匹のダンゴムシをつまみ上げ‥


丸くなり、必死に防御体制を取るダンゴムシの体を伸ばし‥


波打つようにワシャワシャと蠢く数多の脚と‥


指先に感じる、ダンゴムシのごく僅かな抵抗力に軽い優越感らしきモノを貪りながら眺めていたら‥



なんの前触れもなく、ダンゴムシの腹が弾け‥


弾けた腹から、透明に近い白色の赤チャンダンゴムシがワラワラワシャワシャと湧き出し‥



まさかの展開に驚きつつ‥



オコチャマなりに得体の知れない何かをなんとなく学んだつもりになりながら、ホンの少しの罪悪感を芽生えさせ‥



白色の赤チャンダンゴムシを放ったダンゴムシを、湿った土の上にソッと戻し‥



暫くの間、大きなダンゴムシの亡骸から離れていく白色のダンゴムシ達ををジッと眺めていたら‥




既に亡骸だと思っていた大きなダンゴムシが、数多の脚をバタバタさせて起き上がり、歩き出したのを見て‥



表情の無いまま、何とも複雑な感情を抱いては掻き消し‥



大きな石を元々あった位置に雑に戻し‥



家の中に入り‥



冷蔵庫の中の冷たい麦茶をコップ一杯分イッキに飲み干したら‥



大きなダンゴムシと白色の赤チャンダンゴムシ達のコトなんて綺麗サッパリ忘れてしまっていた‥












‥的な心境。








結局残っていたのは、湿った土の独特な匂いだけだった‥








‥的な心境。

















‥なワケない。