2012F1最終戦ブラジルGP予選&決勝 | dbson's Commonplace blog

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こんにちばんわ!

いかがお過ごしでしょうか?



F1の2012年シーズンもいよいよ最終戦となってしまいました。

ワールドチャンピオン争いは、ベッテルとアロンソに絞られ

13ポイント差で、最終戦へと持ち込まれました。

予選、決勝ともに天気予報では不安定な雨の予報。

(以下、予選・決勝データはF1通信様より引用させていただきます。)


まずは予選結果から。


F1第20戦ブラジルGP予選
順位 ドライバー コンストラクターズ
01. ルイス・ハミルトン(マクラーレン)
02. ジェンソン・バトン(マクラーレン)
03. マーク・ウェバー(レッドブル)
04. セバスチャン・ベッテル(レッドブル)
05. フェリペ・マッサ(フェラーリ)
06. パストール・マルドナド(ウィリアムズ)
07. ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
08. フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)
09. キミ・ライコネン(ロータス)
10. ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
11. ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)
12. ブルーノ・セナ(ウィリアムズ)
13. セルジオ・ペレス(ザウバー)
14. ミハエル・シューマッハ(メルセデス)
15. 小林可夢偉(ザウバー)
16. ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)
17. ジャン-エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)
18. ロマン・グロージャン(ロータス)
19. ヴィタリー・ペトロフ(ケータハム)
20. ヘイキ・コバライネン(ケータハム)
21. ティモ・グロック(マルシア)
22. シャルル・ピック(マルシア)
23. ナレイン・カーティケヤン(HRT)
24. ペドロ・デ・ラ・ロサ(HRT) 

(ただし、マルドナドは戒告3回累積で10グリッドダウンのペナルティ)

マクラーレンのフロントロウ独占という結果になりました。

続いてレッドブルの2台。

アロンソはうまくまとめることができずに8番手タイム。

このときは、ベッテルが圧倒的優勢という形でしたね・・・

ただ、ベッテルにはものすごい重圧があったことでしょう。

ファンの多くも、劇的なアロンソの逆転劇に期待しているわけですから。


そして、決勝の結果がこちら。


F1第20戦ブラジルGP決勝
順位 ドライバー コンストラクターズ
01. ジェンソン・バトン(マクラーレン)
02. フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)
03. フェリペ・マッサ(フェラーリ)
04. マーク・ウェバー(レッドブル)
05. ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
06. セバスチャン・ベッテル(レッドブル)
07. ミハエル・シューマッハ(メルセデス)
08. ジャン-エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)
09. 小林可夢偉(ザウバー)
10. キミ・ライコネン(ロータス)
11. ヴィタリー・ペトロフ(ケータハム)
12. シャルル・ピック(マルシア)
13. ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)
14. ヘイキ・コバライネン(ケータハム)
15. ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
16. ティモ・グロック(マルシア)
17. ペドロ・デ・ラ・ロサ(HRT)
18. ナレイン・カーティケヤン(HRT)
19. ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア) 

ポール・デイ・レスタは70週目クラッシュ、完走扱い。

ルイス・ハミルトン(マクラーレン)
ロマン・グロージャン(ロータス)
パストール・マルドナド(ウィリアムズ)
ブルーノ・セナ(ウィリアムズ)
セルジオ・ペレス(ザウバー)

以上5台はリタイヤ。


バトンが優勝!

アロンソは見事2番手でしたが、ベッテル6番手により、

ベッテルが3年連続のワールドチャンピオンの座につきました。

最年少チャンピオンをとってからの3連覇。もちろん最年少記録です。



さて、レースの内容に触れます。

とにかく、見てるほうはおもしろいの一言に尽きるレースでした。

ドライ・ウェット・ダンプ(ドライとウェットの狭間あたり)という

3つのコンディションを転々としたレースだったんですから。

どのチームも、どのタイミングで、どのタイヤを選択するのがベストなのか

各ドライバーも口をそろえてコメントしていましたが

とにかく難しいレースでした。

繰り返しになりますが、見てる側は非常におもしろかったんですが。汗



スタート時点では、小雨が降っていましたが、すべてのマシンがドライタイヤをチョイス。

スタートは、フェラーリ勢がいいけり出しでした。

その後、ここが超展開だったわけですが

ベッテルとセナが接触、ベッテルはマシンが反対向きになり、最後尾に。

結構なハードヒットで、左リアのパーツが壊れる。

むしろ、最後までリタイヤしなかったことに驚きでしたし、

ペースもほかの車と同じくらいのペースだったのには驚きです。

6~10周目くらいに、インターミディエイトに交換するマシンがでてきます。

ライコネン・シューマッハ・可夢偉あたりでしょうか。

そして、ほとんどのマシンがインターに交換しましたが

バトンとヒュルケンベルグはドライタイヤでステイアウト。周回を重ねます。

インターとドライのペースですが、インターのほうが早かったのは何週かだったと思います。

20周目あたりに、インターに交換したマシン勢が、再びドライタイヤに。

コースのレコードラインはほぼドライでした。

23周目、アロンソの「コースにパーツの破片がたくさん落ちている」という無線の直後に

破片回収のためにセーフティーカー先導に。

先頭バトンとヒュルケンベルグは3位以下につけていた40秒以上のギャップを失いました。

アロンソとしては、願ったりかなったりの状況。

後続との差がかなりあったので、長めのSC先導となり、30周目にリスタート。

可夢偉は良いリスタートを決め、ベッテルを抜き、5番手に上がります。

そして32周目、アロンソをも見事にオーバーテイク!33周目に抜き返されてしまいましたが。

でも素晴らしい追い抜きでした。

そしてこのレースで最高のバトルだったのが、39周目のターン1~ターン3くらいまでの

ライコネンとシューマッハのバトル。

ギリギリのサイドバイサイドの戦い。鳥肌ものでしたね。

互いにスペースをしっかりあける。ただしギリギリ。

とにかくうまいの一言。あんなバトルはこの二人でないと見れなかったかもしれません。

可夢偉は、ペースのあまり良くないマシンでベッテルを抑え続けました。

こんな走りをするドライバーのシートが決まってないなんて・・・と思いましたね。

ベッテルのチャンピオンを決めるレースで、元チームメイトの可夢偉とベッテルという画も感動的でした。

48周目、1位を走っていたヒュルケンベルグがハーフスピン。

その隙を見逃さずにハミルトンがトップに立ちます。

54週目、周回遅れも絡みながらとヒュルケンベルグがターン1で接触。ハミルトンがリタイヤに。ヒュルケンベルグはドライブスルーペナルティ。

64周目、ベッテルがシューマッハを抜いて6位に。

新旧王者のバトル。まさに世代交代の瞬間を見ました。

このあたりから、レッドブルチーム代表クリスチャン・ホーナーの

恒例の貧乏ゆすりが始まっていました。

70週目、ペースの上がったカムイは7位シューマッハを追い抜きにかかる!

しかし、ここはシューマッハが一枚上手。

カムイはスピンしてしまい、9位に順位を落とします。

ラストレースのシューマッハ、最後に可夢偉との素晴らしい勝負を見せてくれました。

同じく70周目、ディレスタが高速の最終コーナーでアクアプレーニングを起こし、

ハイスピードのまま壁にヒット!マシンは大きく損傷しますが、本人は無事。

そこでSCが導入。残り1周だったレースは、SC先導のままゴールを迎えました。




レース後のシューマッハとベッテルの抱擁。

同じドイツ人ドライバーの二人は、ベッテルが幼いころから交流があったそう。

どんな言葉をかけたのでしょう。世代交代の瞬間でした。

可夢偉と握手を交わすシーンもありました。

一方、アロンソのレース後の表情。

ヘルメットをかぶったまま、茫然とマシンの前に立ち尽くしていた表情が印象的でした。


優勝したバトンは、レース巧者の一言に尽きます。

唯一の2ストップで、完璧なレース。

バトンは、こういう荒れた、難しいレースでは本当に強いです。

雨の中でのドライビングも非常にうまい。

バトンの好きなところはこういうところです。


可夢偉は最終的には9位になtってしまいましたが

ピットでのミスが非常に多かった。

それでも素晴らしいレース運びでこの順位までもってきました。

車は決して早くない。そんななかでのあのドライビングですから。

いや、本当にこのドライバーが来年のシートないなんてありえないですよ。

日本人だから、という贔屓目もあるのはしょうがないですけど

客観的なデータを見てみても、そうだといえるのではないかと思います。

中継で川井ちゃんや森脇さんが言っていましたが

入賞回数で見れば、カムイはペレスを上回っているんですよね。

しかも、結局、ポイント差は6ポイントでしたし。

なんとか、シートを決めていただきたい。ただそれだけを祈ります。