1ヶ月前の話ですが、鮎が解禁しました。が、ご存知のとおり週末になれば天候が悪くなるの繰り返し
で鮎釣行がなかなかできずに、ついに6月17日に師匠の「待て」の指示を振り切って無謀にも人生2度目の
鮎釣りを単独釣行で行って参りました
場所は揖斐川中部漁協の岡島橋下です。鮎は水温が上がって9時頃からから釣れだすので渓流の様に
早起きする必要がありません(解禁時の場所取りは別ですけど)。などと、初心者にはあるまじき発想で
余裕かまして現地8時半に到着。
岡島橋のふもとの釣具屋さんで人生2度目の囮(おとり)購入です 解禁時の囮は15cm程でビギナー
には心細いサイズです。店主に何処がいいか尋ねると上流は水量が多くて釣りにならないので
「岡島橋下流がいいらしい」とのことで、言われたとおりに岡島橋へ。
既に10人以上の先行者がいます。皆旨そうです。この中にド素人が単独で入るにはかなりの勇気がいります。
土手に5人ほど漁協の監視員が様子を見ていたので、
あまごぱぱ :「初めてなんだけど、どこら辺がイイッスかね?」
監視員A :「どこでも一緒やでぇ、みんな釣れとらん。」
監視員B :「ここへ入れ。わしら見とったるから。釣れたら拍手したる。」
などの会話が続くと渓流釣行で見覚えのある監視員Cが
「対岸の下流から車で降りれる場所があって、初心者でも竿が出しやすいぞ」
(最初からこの回答を待っていたんだが...)
監視員に礼を言い、対岸へ移動
周囲は麦わら帽子をかぶった方がひとり竿をだしている。「ここらへんは釣れんぞー」 本音のようである
早速、囮缶(といってもポリタンクにブクブクが付いただけのもの)から船に囮を移し変えて、慣れない手つき
で最初の囮をセット。鼻管を付けるのにもたついたせいか囮君が泳がない...。
しばらく放っておくと囮君が上流へ泳ぎだす。体力回復か
去年一度鮎釣りをしただけで、竿の動かし方もうる覚えなのでとりあえず渓流の応用で囮君1号に負担を
かけないように心掛ける。一時間経過...反応なし。浅場で根掛かりがありながらも囮1号君はまだいる。
状況が悪いようで他の鮎釣師がいったん河からあがり、自分ひとりになる。
シビレを切らしてここでトロ場で泳がせていた囮1号君を平瀬の流芯へ流し込む...囮1号君は嫌がっている
様で何度も流芯から戻ってきた。こうして囮1号君は体力を消耗しお役御免に...。
この後車で、囮屋の店主が言っていたにもかかわらず、無謀にも増水している上流に移動して囮2号君に
働いてもらったが釣果なし。
時計の針は13時過ぎ。結局、夕方まで我慢する事が出来ずに14時から上流へ移動してトラウトロッドに
持ち替えて渓流魚狙いに変更。残り時間も少ないのでルアーマンでいうラン&ガンという奴で20cm前後の
アマゴを5匹。ほとんど鮎釣りのウサばらしみたいなものです。
鮎が解禁して釣り人が渓流竿から鮎竿へと持ち替えた事で、アマゴが所々に残っている様でした。
夕方、竿納後に師匠から電話...。「どうだった?」の問いに「途中でやめてアマゴ狙ってた」と返事。
師匠の返事は「やっぱりねぇ」と予想通りのようでした師匠いわく、
「状況の悪い時は家で我慢して予備仕掛けのひとつでも作っておけ」との事でした。
納得です。