今から2年前。
コロナ禍直前の話。
当時、知り合いの息子さんは大学卒業後、
就職浪人しており、はや、2年目に突入していた。
学生時代から、 「 労基署 」 で働きたいと言っていた。
父親が公務員であったこともあり、
ジブンも公務員として働きたい ということだった。
父親としては、とても嬉しいことだろう。
僕はそれを聞いてもあまりピンとこなかった。![]()
でも、「 知り合いのご子息 」 として応援してた。
労基署と言えば,
亡くなった竹内結子さんがかつてドラマで演じていて
個人的に印象深かった。
とても素晴らしい仕事だが、
なかなか、珍しいなぁとも思っていた。
息子さんはずっとスポーツをしていたような子だったし。
(確かに、スポーツ系とは思えないくらい優しい感じの子ではあった。)
僕も新卒採用に携わり、多くの学生を見ていたので
「 体育会 = ガッツ 」 みたいな考えが今や昔の古い話で
先入観を持ってはいけないことを十分理解はしていた。
体育会ラグビーやアメフト、サッカーのガタイのいい学生でも
とてもソフト・スマートな感じの子もたくさんいる。![]()
それでも、「また、どうして労基署!?」とは感じた。
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1年に2回ほど父親(知り合いの方)とその息子さんと
一緒にお酒を飲むことがあり、
話を聞いてはいた。 ![]()
労基署で働くための
はじめてのチャレンジ!!
大学4年のときは、
公務員試験の
学科で落ちた。
2回目のチャレンジ!
就職浪人1年目は、
学科試験を通過。
努力の賜物とは思う。
でも、残念ながら、
面接で落ちた。
当時、酒の席で近況を聞きながらも、
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「もっと他の選択肢も考えた方がいいのではないか。」
「とりあえず、一度企業に就職してみて
継続してチャレンジする方法もあるのではないか。」
というアドバイスを軽くしてた。
でも、本人の意志は固かった。
だから、「応援はしているよ。頑張れ!」とは言ってた。
それでもやっぱり腑に落ちないものも感じてた。
この子、本当に「労基署」で働きたいのかな・・・・・
学生時代のアルバイト先で、
労働環境にグレーな部分があって、
「そんな世の中を変えたい!!」
というようなことが主な志望理由だった。
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3回目のチャレンジ。
3度目の正直。
就職浪人2年目。
学科は通過。
勝負の面接。
父親は「今年こそ」と息子の面接準備のために
エントリーシートの添削と面接の練習をしてあげていた。
僕は、ジブンが就職活動で親に相談することなどなかったので
それ自体に驚いたのだが。。。
面接の3日前になって、
「エントリーシートを見て欲しい」
「面接の練習をして欲しい」
と父親から依頼があった。
準備をするうちに
「何が良くて、何が悪いのかわからなくなってきた」
「客観的なアドバイスが欲しい」
ということだった。
手書きのあまり整っていない文字でのエントリーシートを
見た瞬間。
これでは、いくら、準備をしても厳しい。。。
僕は行政サイドの採用をやったことはないので
どういうポイントで人財を見ているかは、わからない。
それでも、
これでは、何年経っても、合格できないんじゃないかと。
そもそも、公務員試験の2次の面接で落ちるというのは、
余程のことなのではないか。
エントリーシートには、
ジブンの言葉が一つもなかった。
ありきたりの「作られた言葉」が並んでいた。
僕は、これではまずいと強く感じた。
ジブンが面と向かって厳しいことを言うことは、
できないのではないか、
言ったとしても息子さん本人に響かないのではないか、
と思い、
本人に、「敢えて厳しいことを言うので」という前提で、
LINE
で本人に感想を伝えた。
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「本当に労基署で働きたいのか??」
「絶対に働きたいという気持ちが伝わらない。」
「そもそも、本気で労基署で働きたいなら、
学生時代や就職浪人中にも、
なぜもっと色んなアルバイトをしたり、
色んな業界を見て、
色んな人をつかまえて、
話を聞いたりしないのか。」
「社会・組織 と個人、 会社・経営者と従業員 、
などについてのジブンなりの視点や考えを
しっかりと持っていないと
労基署なんかで働けるわけないんじゃないか!?」
「楽にただ監督してればいいと思ったら
大まちがいだ。何も労働環境は変わらないよ。」
「今からでもいいから色んな会社のエントリーをして
話を聞け!」
「本当にそれがやりたいことなのか??
全く説得力がない!!」
と厳しく指摘した。
結果、
3回目も面接で落ちた。
落ちた理由については、本人が
「本当に労基署で働きたいという動機が曖昧過ぎたため、
やはり話せなかった。
それまで面接では、いかに真面目できれいな
面接をすることだけを考えていたため、そもそも
準備の仕方が間違っていた。」
と言っていた。
しかし、その後、
僕のアドバイスが強く響いたと言ってくれ、
まだ第2新卒の採用活動を行っている会社にいくつも
エントリーし、最終的にスポーツ関係の会社の営業マン
として内定をもらい入社をした!!
コロナ前の11月のことだった。
今でも本人が、
「あの時のアドバイスで目が覚めた。
厳しく言ってくれる人がいなかったので感謝している。
コロナ禍前に決まってなかったら、今でも定職に
ついていなかったかもしれない。
想像すると恐ろしい・・・」
と会うたびにと言ってくれる。
この前、僕の勤めている会社に営業に来なよ!
と言ったら、先日来てくれた。
こんな「縁」こそ嬉しいものだ。

