はい、箱だし使用1回でオーバーホールやります(笑)


先日の釣行で使用したのですが、21カルコンいいですね🎵
不満という不満は無かったのですが、若干ノイズが出てきたのと、やはり自分色に染めたい&中どーなってるの?っていう好奇心からバラしちゃいます(笑)

あと早めのオーバーホールをする理由としては、今までの経験からメーカーでの組み付けにかなりの差があるなと!💦 
やたらとグリスまみれの個体や、逆にカラッカラの個体…19カルコンDCはギアボックス内部にバリの様な物が入ってましたし…😅
少し話しが逸れますが、新品未使用品をバラしている最中にクラッチ裏にでっかい傷が付いているのを見つけた事もあります😞💦

まぁ傷なんかは論外ですが、その様な経験から自分はなるべく早めにオーバーホールして少しでも耐久性値を上げたいなと思い、購入後なるべく早めにオーバーホールをしていますm(__)m

先に言っておきますが、ご自身でオーバーホールされる際にはメーカー保証を受けれなくなる可能性がありますので勿論自己責任でお願い致しますm(__)m
 
また私のオーバーホールはあくまでも自己流ですので参考程度として下さい💦

オーバーホールするぞ!っと言ったものの、現在僕自身中々時間が取れない為、今回は一先ずハンドルノブのベアリングをグリスからオイル化したいと思います👍
そして初めて挑戦される方の為に、少し詳しく書かせて頂きます😊

気になるギアボックス内部はいつになるか分かりませんが、また後日💦

先ずはハンドルノブキャップを外しますが、キャップは押し込まれているだけなので、爪でゆっくりと色んな角度からグリグリとしていけば外れます👍


少し固いですが焦らずやってみて下さい💡

そしてキャップを外すとネジが見えるので、プラスドライバーの#1でネジを外します


ネジを回す際は、ネジ山が舐めない様に適切な番手のドライバーと、押す力8割・回す力2割を心掛けて下さい😊

現行のシマノリールのハンドルノブは恐らく全て順ネジですが、昔のリールによっては逆ネジもありますので、バラされる前に調べておいた方がいいですよ👍
※00カルコンのオーバーホール時、ハンドルノブのネジが逆ネジで焦りました💦

ネジを外すとハンドルノブが取れる様になります


取り付け順としてはハンドル側から
ベアリング→ハンドルノブ→座金→ベアリング→ネジ→キャップ
の順なので、順番が分かる様に置く事をお薦めします💡


ベアリングがキャップから外しにくい場合は爪楊枝等で外れますが


ヘッジホッグスタジオのハンドルキャップリムーバーを使えば簡単に外す事が出来ます✌️
これ、他のベアリングを外す時なんかなも重宝しますので持っていて損しないですよ!!
特に最近のシマノのベアリングにはOリングが付いているのですが、これのお陰でベアリング外すのにも一苦労します😅
ハンドルキャップリムーバーを使いだしてからは、以前よりはスムーズに行える様になりました😉

さて話しを戻して、順番に置いたらハンドルノブ以外をパーツクリーナーで洗浄します

ハンドルノブの内部にもグリスが付着しているので、綿棒にパーツクリーナーを染み込ませ古いグリスを拭き取っておきます

ハンドルノブのシャフトも同様に脱脂しておいて下さい

その後ネジや座金は綿棒やブラシ等で古いグリスを取ってやればOKですが、ベアリングは入念にパーツクリーナーで脱脂してやって下さい


自分の場合は
①パーツクリーナーを吹き掛け表面のグリスを除去→②パーツクリーナーに浸しながらピンセット等でベアリングをコロコロと回す(10~20分程度)→③ABC HOBBYのベアリングリフレッシュで仕上げの洗浄



この工程を行い、完全に脱脂をしてからベアリングの乾燥に移ります
ベアリングの回転が悪い場合は、再度③の工程を繰り返し脱脂を行います

ベアリングリフレッシュを持っていない方は②の工程を繰り返し行いますが、パーツクリーナーは使い回さずその都度入れ替えて下さいね👍

自分はオーバーホールしたての時にパーツクリーナーを使い回して…それもめちゃくちゃ汚くなった状態なのに💦ベアリングをダメにした事があります😅

ちなみにちゃんと脱脂された状態のベアリングは驚く程回転します👀

回転が悪い場合は、古いグリスやオイルがベアリング内部に残っているので、ここは妥協せずにしっかり脱脂しましょう👍
使用感に大きく影響する部品の1つがベアリングなので、ここで妥協すると作業に費やした時間が水の泡になります😰

ベアリングの乾燥ですが、キムワイプやキッチンペーパーの上で自然乾燥でOKです👍
自分は20分程自然乾燥させタバコ吸ったりしてますが、時間が無い方はエアーダスターでパーツクリーナーを飛ばす方法もあります💡

しかし、エアーダスターを使うとベアリング内部が結露してしまう為、乾燥させる為にターボライターでベアリングを回転させながら軽く炙ります🔥
普通のライターは煤がつくので絶対にターボライターで行って下さい💦
あと、炙るのは本当に軽くですのでこの方法を試したい方は事前に調べてからにして下さいね💦

ベアリング脱脂中や乾燥中の間に、ネジと座金、ハンドルノブのシャフトに注油しておきます


↑シャフト注油の写真は取り忘れたので違う写真を載せてます💦

今回使用したのはBOREDのHYDRAという防錆添加剤が含まれた低粘度のオイルです💉

このHYDRAというオイルはBSLR以外のオイルとの併用が推奨されていない為、ネジや座金もHYDRAを塗布し金属面を保護してやります

もしベアリングへの注油をグリスで行われる方は、グリス塗布で問題無いです😊

次に乾燥させたベアリングに注油を行います💉


HYDRA少量を一滴ずつ注し、ベアリングを回して馴染ませてやります

グリスを注油される方は、先程洗浄で使用したベアリングリフレッシュで簡単に注油出来ます👍

ちなみにハンドルノブのベアリングは耐久性>回転性能な部分だと思っているので、頻繁にメンテナンスされない方はグリスが無難かなと思いますが、自分の場合カルコンにはシルキーな巻きごごちの中にも繊細な部分があって欲しいという思いがある為、低粘度のオイルで回転を軽くし、尚且つBOREDオイルの強靭な油膜による金属保護+防錆添加剤入りのHYDRAというチョイスで注油しています💡

注油が終わったら、後はバラした時の逆の順で組み上げればハンドルノブは完了です👍


長くなりましたが、今回は基本的な部分も説明したので次回のギアボックス内部の分解の際に参考にして下さい🙇💡