ご無沙汰です。

ログインパスワードを失念してしまい
1年半、休眠状態でしたが、
1/26に約2年振りにリリースされた
SCANDALのニューアルバム『MIRROR』の
レビューを書くため何とかブログを復活!


4回目となるSCANDALのアルバムレビュー

私が購入したのは

ロングTEE+Music Video clips付きの
〈完全生産限定盤〉



雑誌『her magazine#3』付きの
〈初回限定盤B〉

昨年、結成15周年を経て、
記念すべき10作目となる『MIRROR』は、
これまでのアルバムとは一線を画す
アニバーサリー的なお祭り感とは真逆の
メンバーが日々「鏡に映る自分自身と向き合った」ストイックな作品となっています。
世界規模でのパンデミックによる自粛期間を経たからこそ実感した「かつての日常にあった幸せ」「埋めることの出来ない寂しさ」などの感情をポジティブ、ネガティブ、どちらに偏ることなく、現実として受け止め、肯定するしなやかさと、決して歩みを止めない力強さが表現されたアルバム。

各曲の感想は以下の通り。


1.「MIRROR」

このアルバムのコンセプトを体現したタイトル曲。ラジオでMAMIが、アルバムの最後に制作に取り掛かり、かなり苦戦したと言っていましが、その甲斐もあって、これから展開される楽曲の世界観に誘ってくれるオープニングナンバーとなっていると思います。



2.「eternal」
改めてアルバムの一曲として聴いてみたら、また違った印象を受けます。

このアルバムでは一番エモーショナルに感じます。一瞬、一瞬を感じとる大切さと、前に向かってゆく力強さ。ラストのバスドラは高鳴る鼓動にも聞こえます。



3.「愛にならなかったのさ」

MAMIのソングライターとしての才能が発揮された切ないラブソング。
内容的には、決定的な破局よりも切なく感じる別れの曲。アイボリーも含めて、弾き語りでの経験から生まれた秀作。



4.「彼女はWAVE」

つかみどころのなく変化する女性を疾走するリズム(音の波)に乗せて表現した楽曲。コーラスも「her」と掛けているんですね。
ライブではRINAがドラムを叩きながら歌うのか?
それとも打ち込みでパフォーマンスするのか?

ツアーで聞くのが楽しみな一曲。
ギターとベースがカッコいい曲なので、
個人的な妄想として、間奏やアウトロでのセッションを期待。


5.「愛の正体」
日常の不安や憂鬱を振り払ってくれる
TOMOMIゴスペル(福音)

ハッピーパワーをチャージしてくれる
ゴキゲンなR&B


6.「アイボリー」
MAMIのシンガーとしてのポテンシャルも発揮された名曲。
ホールツアーではアコースティック
または弾き語りでのパフォーマンスが観たい。



7.「夕暮れ、溶ける」

呟きにも似た歌い出しから、芯のある
HARUNAの歌声が印象的な透明感のある楽曲。

力まずナチュラルなアプローチは年齢的な成長だけでないボーカリストとしての矜持を感じます。


8.「蒼の鳴る夜の隙間で」
急逝した仲間の死をキッカケに
RINAがバンドマンとしての陰を詩にした作品。

ポッカリと空いてしまった隙間から覗く、儚さや危うさ、寂寥感をウェットになり過ぎず、独特の世界観で表現されています。

赤い公園のライブを最後に観たのは
2019年のロッキンでした。

Fenderのストラトをかき鳴らす津野さんの姿がとても印象的でした。
もっと、素晴らしい音楽を作り続けて欲しかった。

改めてお悔やみ申し上げます。



9.「プリズム」

あるがままを受け入れるという覚悟とは裏腹に、受け止めきれない感情表現が溢れる秀逸な失恋ソング。改めてRINAの日常的な情景の中に豊かな感情表現を折り込む才能は凄いと思います。


10.「one more time」

これまで9曲の感情を全て引き受け、
「鏡の前で準備したら、街に出よう」
そんな気持ちに昇華させ、アルバムを
ポジティブに結んでくれるパワープレー曲。
8/21で初めて聴いた時の多幸感はハンパなかったので、次回のツアーでは更にパワーアップしている事を期待してます!

Clap your hands!!にてアルバムは大団円



 

全曲を通してのタイム感は今までにない程、

とても心地良く、各曲メンバーの個性が表現されおり、バエティーに富んだアルバムに仕上がっていると感じました。

ライブではこれまでの曲とどんな感じで融合、化学反応を起こすのか、3月からのツアーが
待ち遠しいですね。


ちなみに私は3月の厚木文化会館と
6月の中野サンプラザ2daysに参戦予定です!