2月14日に発売されたSCANDAL8thアルバム「HONEY」の感想
先ずは全体の印象から
前作「Yellow」がライブの中で培われたバンドサウンドを全面に押し出した作品ならば、
今回はそれにPOPさが付加されて更に奥行きが増した作品。

最初に聴いた印象は「猥雑で濃い」という印象。
まるでビュッフェで今食べたいものを一皿に
全部乗せました的な(笑)
何回か聴いていると耳慣れしてそんな感じは
しなくなるのですが、
私のファーストインプレッションはそんな感想でした。

更に分かりづらい例えですが、
娘が小さな頃、出掛ける際にお気に入りの服やアクセサリー、小物など「全部盛り」した感じ(笑)
分かりづらいですかね?
トータルコーディネートなど気にしない自由さと「これが私です」という主張が逆に愛らしさでもあり、楽しさを感じる。
SCANDALの今を切り取った純度の高いアルバムというのが私の見立てです。

各曲の印象は
01.「プラットホームシンドローム」
02.「OVER」
アルバムの序章らしく、前作からの
バンドサウンドが疾走するライブ曲

03.「テイクミーアウト」
08.「ふたり」
10.「恋するユニバース」
既に発表済みのこの3曲
アルバムの中で聴くとまた趣が変わって聴こえます。
それぞれ十分POPな印象でしたが、
アルバムの中では良い感じの軸(重し)になっているなと感じました。

04.「Oh! No!」
MAMI(Gt)の外見とは裏腹な乙女チックな内面を怒涛の早口で捲し立てるパンキッシュでリズミカルな楽曲。
個人的な雑感はJAMの2ndアルバム「Orange Sunshine」を最初に聴いた時と同じ様な印象を受けました。

05.「ミッドナイトシティ」
06.「ショートショート」
80年代POPSのオマージュを感じさせる2曲。
それぞれ懐かしさの中にカッコよさ、可愛らしさを感じさせます。
今の若い人はこれをどう感じるのか聞いてみたいですね。

07.「窓を開けたら」
切なさの中にも前向きな歌詞が印象的な曲。
休日にラジオから流れて来そうな心地好さが魅力。ホールライブでの期待が高まります。

09.「エレクトリックガール」
今回一番の隠し球?
イケイケ感半端ないライブ曲ですね。
ライブで「いっせーのせっ!」と言いたくなります(笑)
限定盤付属のDVDは、週末にゆっくり見ようと思います。

昨日のリリースイベントに参加して更にホールツアーの期待が高まりました。
またライブで聴いたら全く違う印象を受けるかも知れません。

5/11(金)の中野サンプラザに参戦予定ですが、今週末の一般発売で翌12日も狙ってみよかな。