達成したい目標がある人は、必ずと言っていいほど期限の設定をしているんです。

 

期限を決めておくと達成できる確率がグンとアップするからだと言われているからなのですが、必ずしもそうとは限らないんです。


 

期限や日付を決めて行動するメリットばかりが強調されているので、当たり前のように浸透してしまっているのですが、そこには必ずデメリットも存在するんです。

 


当たり前のことなのですが、何のために期限や日付を決めるのかというと、ヤル気を出すためなんです。

 

 

でも、実際には期限を決めてしまうことで、ヤル気がそがれてしまうコトがあるんです。


 

決めた期限の猶予があるうちは余裕があるので、ちょっとぐらいは良いかなと、ゆっくりとしてしまいがちになるんです。

 

そして、悪習慣が身についてしまい、ついダラダラとしてしまうんです。

 

そうこうしているうちに、期限が迫ってきてしまい、焦って動きはじめるんです。

 


お尻に火がついてはじめて動きはじめる。

 


こんな人が多いのではないかと思うのですが、火がついてからでも動き出すことができて、なんとか目標を達成できれば良いのですが、そううまくはいかないモノなんです。

 


どうしても焦りが出てくるので、内容が荒くなってしまい、良い結果につながらなくなるんです。

 


ケガをしてしまい、痛手を負ってしまうんです。

 

軽いケガで済めば良いのですが、二度と立ち上がれなくなるほどの重症となる場合があるんです。


軽いケガでも痛い目に遭うと、同じコトをすぐにはやろうと思わなくなってしまうんです。

 

恐怖心や不安が鮮明に残っている間は、動けなくなるんです。

 

ある程度の時間が経って、記憶が薄れてこないと、前に進めなくなるんです。

 


軽いケガでも回復するのには、相当な時間がかかるんです。

 

 

これがもっとひどいケガだったら、さらに時間がかかってしまうんです。

 

 

最悪の場合は、回復できなくて自分から進んで行動するコトを一切やめてしまうなんてコトになるんです。

 


追い込まれたほうが力を発揮できるというプレッシャーに強い人というのは、そんなに多くはないんです。

 

そもそも、追い込まれて力を発揮できるタイプの人だったら、ごく普通の人でいるはずがないんです。

 

逆境の中で力を発揮できる人というのは、普通の人ではないんです。

 

特別な力を持っているんです。

 

普通の人にはマネできるコトではないんです。

 


ヤル気を出すために期限を決めるのですが、これが逆効果になってしまうなんて皮肉なコトがあちこちで起こっているんです。

 


私たちは、スポーツ選手のように1日中ひとつのコトに打ち込んではいられないんです。

 

それに、専属のコーチやトレーナーがそばにいて一緒になって、ひとつの目標に向かって進むということもできないんです。

 


こんな恵まれた環境の中でも期限どおりに目標を達成するというのは難しいコトなんです。

 


ごく普通の人が、自分ひとりで期限どおりに目標を達成しようとするコトにムリがあるんです。

 

できなくて当然なんです。

 


昔は、私も期限を決めて動いていましたが、うまくいかなくて、焦ってイライラしたモノです。

 

でも、期限を決めなくなってからは、ヤル気が持続するようになったんです。

 

ヤル気がなくならないので、あきらめたりするコトがないんです。

 


だから、いつの間にか達成しているんです。

 

 

いつまでに。

 


これを決めてしまうと、やりたいと思っていたコトがやらなければに変わってしまうんです。


それがヤル気をなくしてしまう最大の原因なんです。

 


期限を決めるのはメリットもあるけれど大きなデメリットもあるというコトを知っておいてください。

 


目標を達成するコツは、のんびり、気楽に前に進むコトです。

 


そうすれば、いつの間にか達成していますよ。