月曜日に一緒に来て欲しいと言われたので一緒に医者に行った。
前日は一緒に過ごして彼女も少し気持ちを持ち返していた。
彼女も僕もお酒が好きなので2ヶ月先にはお酒が飲めればいいねなんて言って過ごしていた。
受付を済ませて名前が呼ばれたので一緒に診察室に入った。
まず血液検査の結果の紙を見せてくれた。
「糖尿病です。それも極めて重度の」
ヘモグロビンa1cが10を越えていた。
は?って思った。
昨日、一昨日とそう言えば彼女もやたら糖尿病の話するからなんでだろう、違うだろうって思ってた。
なんとなく、40にもなればどういうプロセスを経て重度の糖尿病って話になるかは周りの人間を見て知っていた。
経過観察から間飛ばして重度と言うのは初めてのことだった。
眼科ではヘモグロビンa1c(糖尿病を評価する上で重要な値)は記載がなく、血糖値は確かに高かったものの自分は引っ掛かった事のない項目だったのでどんくらいからヤバいんやろって感じだった。
そんで、ついでみたいに肝臓の話もした。肝臓も当然悪いです。何か機能障害もあると思う。けれど年齢とか他の値からみて脂肪肝だろうって。
「2ヶ月後には飲めるようになりますか?」って彼女は聞いた。
「そのような考え方はやめてください。禁酒です」
彼女は怒られた。
もうそう言う段階じゃない。前みたいにはもう飲めない。数値が良くなっても缶ビール一本。考え方を改めないといけないと。
彼女は酷くショックを受けていた。
生活習慣を見直さないといけないので教育入院した方がいい。もしかしたら通院でも良いって言ってくれるかもしれないけど。紹介状を書くからどの病院が良いですかって言われても彼女は目に涙を浮かべて僕の方を見るばかりだった。
医者が困っているので彼女に決めて良いかを確認をとって病院を決めて、幾つか希望日もリストアップした。
診療が終わって紹介先の日取りが決まるまで待合室で待った。
彼女はずっと俯いて座っているので僕は手を握って大丈夫だよって言い続けた。
同時に自分のせいかもしれないってぼんやり考えていた。
去年は肝臓も血糖値もそこまで悪くなかった。去年と今年で変わったのは僕の存在である。
去年の11月から付き合い始めた。
お酒の量は間違いなく僕のせいで増えてるだろう。強要は一度たりともしてないが、僕が彼女の家で朝から呑んだりするので私も呑むって一緒によく言ってよく一緒に呑んだ。
たぶん、僕が居るせいで食べる量増えている。
結局日取りが決まるまで1時間以上掛かって、彼女はまだ俯いてた。
僕は僕で、僕のせい、って。
二人してぼんやりしながら家に帰った。
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