今日は"Japanese Lessons for the Fed"という記事が取り上げられました。
先日、米国連邦準備理事会のバーナンキ議長が来日したことに関してのものでしたが、この内容を簡単にご紹介すると、以下のとおりです。
『日本銀行は過去15年間にわたり、ヘリコプターからお金をばら撒くかのように、成長の加速と物価上昇を促すため、ゼロ金利政策、コマーシャル・ペーパー、国債、株の買取り、銀行への資本注入等、多くの策を試してきたが、依然として日本経済は停滞が続いている。一方で、日本の銀行は流動性不足に陥っているわけではない。預貸率は70%程度だ。成長を賄うための資金を必要とする企業が少ない。それでもなぜ、日銀はそこまでやるのだろうか?この理由は、日銀が政治家にシグナルを送りたいのではないか?できる限りのデフレ対策を講じているというアピール、そして、政策担当者がいずれ改革に取り組む必要が出てくるというシグナルだ。日本経済が長期間停滞している原因は、流動性不足ではなく、郵貯改革や法人税の引下げというような、活力に繋がる構造改革が進んでいないためだ。』
バーナンキ議長は、日本の“失われた10年”について研究していることで有名ですが、彼が今回の訪日を終えてワシントンに戻って広めるかもしれない最も重要なメッセージは、金融政策も重要だが、成長を促す財政政策の代わりにはならないということだ、とWSJには書かれています。
彼はマネタリストとは違い、財政政策が世界恐慌を切り抜けるために大きな役割を果たしたという考え方を持っている経済学者ですから、今回の訪日で自身の考えがやはり正しいのだという想いを新たにしたのではないでしょうか。
話は変わりますが、彼はユダヤ系アメリカ人でもあります。これは意外と注目するべき点かもしれません。それが彼のアイデンティティにどうつながっているのか、ひいては財政政策にどう影響しているのか・・・?今日の勉強会では、聖書の一節も出てきて、とてもアカデミックな雰囲気になりました。
<今日の単語・熟語>
dictum (名)説、公式見解、格言
coax (他動)なだめすかす、説得する
zero-interest-rate policy ゼロ金利政策
cramm (自動・他動)詰め込む
skepticism (名)疑惑
accomplish (他動)成し遂げる
lethargy (名)無気力
rest (名・自動・他動)休み <参考>take a rest
unleash (他動)~を解き放つ
prone to ~(形)~する傾向がある
averse (形)回避する、嫌がって
recurrence (名)再発
sojourn (名)滞在
substitute (名)代替物
勉強会はご好評につき、来週以降も継続することとなりました。月曜日は毎週お休みですので、また来週火曜日お会いしましょう。