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本来の意味は別のものなのだが、模倣した形だけが定着する現象がある。日本のクリスマスが最もいい例だろう。宗教的側面は消えて、お祭り気分のイベントとなっている。

とはいえ楽しければいいのだ、人生を楽しむ権利は誰にでもある。

お祭りは世界共通言語かもしれない。いがみ合うより楽しむほうがいいに決まっている。

 

世の中が混沌としている時、せめて虚構の中ぐらいはハッピーでいたいものだ。

こんな西部劇がある。

ひょんなひとから、ならず者三人組が赤ちゃんを抱いてアリゾナ砂漠を逃避行することになる、別に赤ちゃんを誘拐したわけではない。赤ちゃんは彼らを追う保安官の姪の子にあたり、保安官は誤解して彼らを追跡している。

ならず者であっても憎めない連中で、出演者に本当に悪い人間は出てこない。そしてなんともほのぼとしたラストを迎える。

ジョン・フォード監督作「三人の名付親」は、この時期に観るのが相応しい。なぜなら雪もサンタクロースも出てこないが、これはクリスマス映画だからだ。

別に宗教的な内容ではないものの、三人のならず者は東方の三賢人そして赤ちゃんはキリストになぞらえている。

 

この作品はサイレント時代から近年まで、いろいろな形になって何度も映画化されている。この題材を、最も脂の乗り切った時期のフォードが映画化した作品なので、何とも気持ちのいい作品になっている。

原題を訳さずそのまま書いてしまうとスリーゴッドファーザーズと、なにやら暗黒映画を連想してしまう。

その題を使って「東京ゴッドファーザーズ」という、赤ちゃんと三人という以外かなりアレンジしているが日本ではアニメにもなった。

 

今日はクリスマス。良い子のところにはサンタさんが来てプレゼントを置いてくれたに違いない。悪い子の私にプレゼントは当然来ない、それでもメリークリスマス。